©pipipi.boyoyon
©pipipi.boyoyon
©pipipi.boyoyon
©pipipi.boyoyon
©pipipi.boyoyon
©pipipi.boyoyon
©pipipi.boyoyon
父と継母に貯金を奪われて…
わたしちゃんは、車の免許をとって、早くこの家から出ることが目標でした。ところが、継母に預けていたはずのお金は、すっからかんに…。こんなことをされたら、怒って当然です。
そしてつい、心配してくれる祖母に八つ当たりをしてしまいました。このことを、わたしちゃんは後悔します…。
突然倒れた最愛の祖母
©pipipi.boyoyon
©pipipi.boyoyon
©pipipi.boyoyon
©pipipi.boyoyon
©pipipi.boyoyon
祖母は、一命はとりとめたものの、医師から告げられたのは残酷な現実でした…。謝ることが叶わないまま、祖母の意識が戻らないなんて、どれほど悲しかったことでしょう。
このあと、わたしちゃんは免許を取得し、家から出ます。ですが、頻繁に病室を訪れ、祖母と過ごす時間が以前よりも増えます。
そんなある日、わたしちゃんは友人に、祖母とケンカしてしまったことを話します。友人は、親身になって話を聞いてくれましたが、わたしちゃんの心は晴れません。そればかりか、友人に対して「何も知らないくせに…」と、思ってしまいます。
友人と別れたあと、わたしちゃんは気づくと祖母の病室にいました。
通じた?祖母と孫が起こした奇跡
©pipipi.boyoyon
©pipipi.boyoyon
©pipipi.boyoyon
©pipipi.boyoyon
©pipipi.boyoyon
わたしちゃんの想いが、祖母に通じたのでしょう。祖母がけん命に応えてくれました。そして、「幸せになろう」と、思った瞬間でした。
このあと、祖母は静かに息を引き取ります。わたしちゃんにとっての祖母は、単なる育ての親ではなく、たくさんの愛情を注いでくれた、唯一無二の存在でした。わたしちゃんは今、子どもを産み、とても幸せに暮らしています。
本作では、著者・こだころ.さんの壮絶な子ども時代が描かれています。複雑な家庭環境で育ちましたが、今の幸せがあるのは、きっと祖母の愛情があったからですね。家族のあり方や、愛情について、考えさせられる作品です。










