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【1話から読む】 親友だった彼女を「削除」した日|親友だと思っていたのは私だけ?
友人の使う「親友」って言葉。それって「都合の良い」相手なだけでは…?
主人公の杉浦さほには、新井ふうかという中学のころからの友人がいます。同じ趣味をもつことから社会人になって2人で遊ぶ頻度が増えたさほとふうかですが、性格は真逆です。ふうかは約束の時間10分前には待ち合わせ場所に到着したいタイプで一方のふうかは遅刻の常習犯。
毎回のように大幅な遅刻をしてくるふうかにさほはとうとうブチ切れ。それからしばらくは遅刻をしなかったふうかですが、日が経つにつれ結局は元の彼女に戻っていきます。それでも友人から招待された京都での結婚式に一緒に行くまでは、ふうかとの友人関係を何とか維持したさほ。
しかし、京都からの帰り道、電車の大幅な遅延をきっかけに、さほはふうかと「絶縁」をしてもいい、という事態に見舞われます。生理が来たことで体調を崩したさほを全く気遣わず自分の都合を優先し続けたふうかにさほは失望。2人は駅で別れ、さほは京都にもう1泊、ふうかはその日のうちに地元に戻るということになったのですが…?
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まえだ永吉/エッセイ漫画(@eikiccy)さんのインスタグラム
さほが京都にもう1泊したことで、ふうかはふうかなりさほとの関係について考えていたようです。ふうかが深夜までさほに連絡を入れ続けていたことに、さほも驚いていました。しかし、これまで何度言っても遅刻グセが直らなかったふうかに対し、すでに信頼感をなくしているさほは、ふうかのメッセージに冷静に対応。
「親友」に対するお互いの意識が全く異なることを受け止めたさほは、ふうかと絶縁することを決めます。ふうかがさほに言った「ありのままの自分を受け止めてくれる人」というのは、一見するとすごく良い関係に思えますが、これは「何でもわがままを聞いてくれる関係」ではないでしょう。
さほは今回、ふうかと縁を切りました。ふうかの言う「ありのままの自分を受け入れてもらう」ことが、実際の人間関係を壊してしまう場合があることをふうかが学べるといいですね。










