生きる理由を処方する
誰しも一度は考える“寿命”。同じ時間であっても人それぞれ、あと何年もあると考える方もいれば、あと何年しかないと捉える方も。どのように時間を使いたいかもさまざまで、興味深いですよね。
勝俣|内科医 × 42Tokyo(@casegenlab)さんはある日、90歳の患者さんから「あと何年生きられますか」と尋ねられたのだそう。昔の自分なら「統計的には…」と答えていただろう、と振り返る勝俣さんの投稿に、さまざまな反響が寄せられました。
誤嚥性肺炎をサバイブした90歳の患者が言った
あと何年生きられますか
統計的には、と言いかけて止めた
昔の僕なら言っていただろう
「お孫さんの卒業式はいつですか」
「来年の3月です」
「じゃあ、それを目標にしましょう」
数字じゃなくて、理由を処方するよう、上司に教わった ※1
数字じゃなくて、理由を処方するよう上司に教わった、と勝俣さん。患者さんのお孫さんの卒業を聞き「じゃあ、それを目標にしましょう」と、まずは目指したい点を決めました。体が不調の際にはどうしても、気も滅入ってしまうもの。ここまではまず楽しみがある、と前に意識が向くような声かけが素敵ですね。
この投稿には「医療の話だけじゃなくて生き方全部に刺さります」「前向きに向き合う感じがしていい」といったコメントが寄せられていました。
中にははっきりと数値を知りたいという方もいるかもしれませんが、勝俣さんの言い方にあたたかさを感じる患者さんも多いはず。余命を聞かれた際の素敵な処方に、考えさせられる投稿でした。










