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「一言謝らせたい」本部に電話をする直前、脳裏をよぎった娘の涙|私はモンスターなのかもしれない

著者・ずん(@hananiarasino99)さんが実話をもとに描いた、靴屋の店員と客とのトラブルを巡る物語です。不良品の靴をめぐり「交換できる・できない」で、話がこじれてしまったシングルマザー。娘は激昂する母の姿にショックを受け、我に返った母は深く反省しますが、納得できない気持ちも残ります。ずんさんのKindleで掲載中の作品、『私はモンスターなのかもしれない』第13話をごらんください。

©hananiarasino99

【1話から読む】私はモンスターなのかもしれない

どうしても店員の対応に不満が残っている母は、本部にクレームを入れようとスマホを握りしめますが、娘の泣き顔が思い出され「こんな母を見て、娘はどう思うだろう」と、決意が揺らぎます。

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公共の場で感情的になってしまったこと、怒りに我を忘れて娘を危険にさらしてしまったことは反省していますが、きっかけを作った店員から、一言も謝罪がないことには納得ができません。靴屋の本部に説明して謝ってもらおうと、スマホを手に取ります。

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たとえ自分の責任ではなくても、仕事上でのミスを謝罪するのは社会人として当然。自分だってそうしてきたのに、あの店員だけがそれを放棄するのは許せません。

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気持ちがおさまらないからといって、無理やり謝罪させるのが正しいことなのか。母の脳裏に、傷つけてしまったわが子の顔がよぎります。

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激昂する母の姿に、号泣していたわが子。離婚して父親を遠ざけてしまったことまで、負い目に感じてしまうのでした。

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公共の場で怒鳴り散らして、嫌な思いをさせたうえに、執拗に謝罪を要求する母の姿は、わが子の目にどう映るでしょう。そんな思いが、母を踏みとどまらせます。

🔴【続きを読む】決意の再訪。店員を見た母が、無言で背を向けた理由

【続きとバックナンバー】
私はモンスターなのかもしれない

誰もが「モンスター」になり得る時代に

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「カスタマーハラスメント」という言葉が浸透した現代では、激昂する客は単なる「悪者」と映りがちです。しかし、その怒りの裏側には、切実な「心の余裕のなさ」が隠れていることもあります。

本作に登場する母親も、最初から攻撃的だったわけではありません。苦しい家計の中から娘のためにと奮発した靴がすぐに壊れてしまい、その焦りと不安の最中、店員の心ない対応が引き金となり、彼女を「モンスター」へと変貌させてしまったのです。

一方の店員もまた、日々の理不尽な客対応で心をすり減らし、無意識に威圧的な「モンスター」として振る舞っていました。感情的に怒りをぶつけることは、周囲に悪影響を及ぼす避けたい行為です。しかし人間である以上、追い詰められた時に感情を完璧にコントロールすることは難しいことです。

だからこそ重要なのは、相手を単なる「モンスター」と断じるのではなく「なぜこの人はここまで言うのだろう」とその背景に思いを馳せる姿勢です。人は誰でも、状況次第でモンスターになってしまう可能性を秘めています。互いの立場や事情を想像し、尊重し合う対話こそが、悲しい連鎖を止める唯一の鍵となることを教えてくれる作品です。

ずんさんのKindle

🔴【1話から読む】私はモンスターなのかもしれない

🔴【今話題の漫画を読む】大人になっても?いつまでも息子の背後にいる母親の心情とは?|僕とママの3mの距離

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