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両親に宛てた手紙の内容は、学校でいじめられていること、学校に行きたくないこと、そして「迷惑をかけてごめんなさい」。直接手渡せず机に置いた手紙に、母親が気がつきました。両親は自分の味方になってくれるだろうか。手紙を読む母親の背中を、アゲちゃんさんは固唾をのんで見守ります。
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心配をかけたくないからと、いじめについてずっと両親に黙っていましたが、耐えきれなくなったアゲちゃんさんは、いじめられて学校に行きたくないことを手紙に書きます。そして「いじめられてしまってごめんなさい」と、両親に「迷惑をかけてしまった」と思う気持ちも綴ります。
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次の日の朝、いつものように朝食を用意する母親を見て「やっぱり直接手紙を渡すのはこわい」と思います。机に手紙を置いておくと、手紙を読む母親の後ろ姿が。突き放されたらどうしよう、味方になってくれなかったらどうしようと、アゲちゃんさんの胸は早鐘を打ちます。
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教室でも家庭でもない「第三の居場所」
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もしもわが子が不登校やいじめに直面したら、親としては「学校に行かせるべきか、休ませるべきか」という二択に追い詰められ、焦りを感じてしまうのではないでしょうか。しかし、不登校の子どもに寄り添う形は、決してその二つだけではありません。
小学生時代にいじめにあい、教室に入ることができなくなっていた漫画の著者・アゲちゃんさんに提案されたのは「校長室登校」でした。すてきな校長先生との交流を経て元気を取り戻したアゲちゃんさんは、やがて教室に戻り、無事に小学校を卒業することができました。
作品に登場する校長先生の印象的な言葉「心の風船」。一度傷ついた心は、無理に膨らませようとしてもすぐには元に戻りません。大切なのは、学校という場所への復帰を急ぐことではなく、まずはその子が安心して呼吸できる「第三の居場所」を見つけてあげることです。
もちろん、全ての学校が校長室登校に対応できるわけではありませんが、保健室や市町村の教育支援センター、フリースクールなど、選択肢は多岐にわたります。不登校の解決策は「行く・行かない」の二つだけではないこと、学校に行けないときにも味方は必ずいることを教えてくれる作品です。
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