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教室に来ないアゲちゃんさんを心配した友達が、校長室をたずねてきました。「早く教室に来て」と言う友達に校長先生は、アゲちゃんさんの心を破裂してしまった風船に例えて「また正常に膨らむまで待ってあげてね」と諭します。
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担任の先生によると、アゲちゃんさんを心配した友達が校長室に会いに来たがっているそうです。思いがけない申し出に、アゲちゃんさんは「もちろん来て大丈夫です」とうれしそう。
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校長先生と一緒に楽しく給食をいただきます。やがてやってきた友達の「早く教室に来て」という、悪気のない言葉。アゲちゃんさんは、はっきりと返事ができずに俯いてしまいます。そんな様子を見た校長先生が、口を開きました。
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今のアゲちゃんさんの心は、ストレスという空気を入れ過ぎて破裂してしまった風船のようなもの。また正常に膨らむまでは、時間が必要です。教室へ戻ることばかりにとらわれず生徒の心に配慮する、すてきな校長先生の言葉に友達も納得したようですね。
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教室でも家庭でもない「第三の居場所」
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もしもわが子が不登校やいじめに直面したら、親としては「学校に行かせるべきか、休ませるべきか」という二択に追い詰められ、焦りを感じてしまうのではないでしょうか。しかし、不登校の子どもに寄り添う形は、決してその二つだけではありません。
小学生時代にいじめにあい、教室に入ることができなくなっていた漫画の著者・アゲちゃんさんに提案されたのは「校長室登校」でした。すてきな校長先生との交流を経て元気を取り戻したアゲちゃんさんは、やがて教室に戻り、無事に小学校を卒業することができました。
作品に登場する校長先生の印象的な言葉「心の風船」。一度傷ついた心は、無理に膨らませようとしてもすぐには元に戻りません。大切なのは、学校という場所への復帰を急ぐことではなく、まずはその子が安心して呼吸できる「第三の居場所」を見つけてあげることです。
もちろん、全ての学校が校長室登校に対応できるわけではありませんが、保健室や市町村の教育支援センター、フリースクールなど、選択肢は多岐にわたります。不登校の解決策は「行く・行かない」の二つだけではないこと、学校に行けないときにも味方は必ずいることを教えてくれる作品です。
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