私の思い出「がまくんとかえるくん」
子供たちが保育園から小学校低学年に掛けて、子供たちにたくさん読まれる絵本です。今回は、この「がまくんとかえるくん」シリーズをご紹介します。
自分の子供のみならず、小学校の図書ボランティアでは、このお話のペープサート劇にも参加した私。がまくんの人形操作や声など、やらせて頂きました。今でも良い思い出です。
がまくんとかえるくんシリーズのおすすめ絵本も紹介しますよ!是非ご覧下さいね!
作者:アーノルド・ノーベル
作者はアーノルド・ノーベル。(1933~1987)アメリカ生まれで、高校を卒業後、本のイラストレーションを学んで、アニタ・ローベルという女性と出会い結婚。
2人で絵本を書き初めます。彼が文章、彼女が絵を担当して、どれも動物が主人公の短く読みやすい話が中心ですが、その奇想天外な展開は当時の子供達を釘漬けにしたほど!
読んだ後は、心の中にほのぼのとした気持ちを与えてくれます。
「ふたりはともだち」「ふたりはいっしょ」を始めとする代表作は、数々の賞も受賞しています。
お話の内容
仲良しのがまくんとかえるくんが主人公のお話。友情をテーマにしたユーモアいっぱいの2人の日常が描かれています。読み聞かせに最適!小学校の教科書にも採用されています。
それでは、このお話の主人公がまくん、かえるくんを紹介します。ふたりは親友同士。それぞれ、性格がちがいますが、仲良しです。この二人のやりとりが面白いのです。まるで、ぼけと突っ込みの漫才みたいで・・。
ぼけは、がまくん、突っ込みはかえるくんです。どうしてかというと性格の違いです。それでは、一人ずつ、ちょっと詳しく紹介します。
がまくん
ボケ役だけあって、ちょっととぼけた男の子。また、ナイーブで心配性。すぐにいじけるところもあり、かえるくんが慰めてくれることもしばしば。様々なお話でこのキャラクターが活かされています。
かえるくん
真面目で明るく優しい優等生的な男の子。がまくんにとってはお兄さん的存在でもあり、いじけやすい親友のがまくんを常に心配しています。でも、なかなかユーモラスなところがあり、真面目さのとマッチングが面白く笑わせてくれます。
- ベネリック「作品紹介」がまくんとかえるくんの公式オンラインショップ(http://www.character-mall.jp/gama-kaeru/introduce/)
「がまくんとかえるくん」シリーズ私のお薦め5選!
それでは、私のお薦めのお話を5話ご紹介します!お外遊びがままならない寒い日など、お子様と楽しんで下さい。読み聞かせにお薦め!読後は、身も心もほっこりしますよ!
1.「ふたりはきょうも」♡あしたするよ
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私がおすすめなのは、この「ふたりはきょうも」の絵本の中で描かれているお話「あしたにするよ」
めんどくさがり屋のがまくん。かたづけや掃除を「何もかも明日する。」と言って寝てしまいます。心配したかえるくんが一言!「今やったら、明日しなくていいんだよ。」この言葉を聞いてがまくんは…。
どこかにいる誰かさんのようながまくん。こんな子、いますよね!しつけに最適な内容です。ママが「お片付け!」と叱るより説得力大かも!
2.「ふたりはきょうも」♡たこ
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【Xmas本2】 ISBN:9784579400942 ミセスこどもの本 アーノルド・ローベル 三木卓 文化出版局 発売日:1980年08月
「ふたりはきょうも」の中のお話。私にとって、思い出深いものです。というのも、がまくん役で走りましたので…。何年も前ですが。
凧揚げをするがまくんとかえるくんですが、風がたりなくて凧が揚がりません。小鳥たちに冷やかされ、あきらめようとするがまくんにかえるくんがアドバイス。
それに従い走ったり、ジャンプしたりするがまくんですが、たこは揚がらず、小鳥たちはますます冷やかします。再びあきらめるがまくんにかえるくんが言った言葉は…。
信じること、あきらめないことを教えてくれる心温まる友情のお話です。
3.「ふたりはいつも」♡ そりすべり
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アーノルド・ローベル/作 三木卓/訳ミセスこどもの本■種別:本 [児童]■出版社:文化出版局■出版年月:1977年05月。2人が互いを心から思いやる気持ちのすばらしい絵本。大人にも是非読んでもらいたい作品です!
「ふたりはいつも」の中のお話。冬にぴったりです。
雪の朝、外に出たがらないがまくんを連れ出すかえるくん。がまくんにそりすべりをさせたいのです。後ろに自分がいるからと安心させ、がまくんをそりに乗せるかえるくん。でも、実はがまくんは一人で滑っていたのです・・。
子供に補助輪なしの自転車を練習させるようなお話。かえるくんの優しさが発揮されます。また、冬の美しい風景が目に見えるようで、そりすべりの様子もリズミカル。子供達がわくわくして聞いてくれるでしょう。
4.「ふたりはいっしょ」♡ クッキー
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このお話も私の思い出。また、がまくん役をやりました。「ふたりはいっしょ」の中のお話。
おいしいクッキーを焼いたがまくん。かえるくんと一緒に何枚もほおばってしまいます。これでは止まらなくなってしまいそうだと感じた2人は食べられなくなるような様々な工夫を考え、ついにクッキーは鳥たちにあげることに。そして、かえるくんの名言「いしりょく」が出てきますが、がまくんは・・・。
ふたりのやり取りが可笑しくて笑ってしまいます。まさに漫才!子供たちにうけること間違いなしです!
5.「ふたりはともだち」♡なくしたボタン
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アーノルド・ローベル/作 三木卓/訳ミセスこどもの本■種別:本 [児童]■出版社:文化出版局■出版年月:1987年3月。仲よしのがまくんとかえるくんを主人公にしたユーモラスな友情物語を5編収録。読みきかせにもふさわ...
「ふたりはともだち」の中のお話。
がまくんが上着のボタンをなくしてしまい、かえるくんが協力して探しいくつか拾いますが、どれも違います。しかし、家に帰ったらボタンがありました。かえるくんに申し訳なく思ったがまくんがプレゼントしたものは・・・。
友情をユーモラスに描いた作品。お互いを思う様子がいじらしく、心に響きます。また、がまくんのプレゼントは笑えますが、ほろっとします。
人と人とのつながり
友情がテーマのがまくんとかえるくん。小さいうちから、味わってほしい作品です。
一人でいられるのも大切ですが、人とのつながりは、もっと大切です。人は一人で生きることはできないのですから…。
小さいうちから、人のぬくもりを感じさせてあげたいですね。その導入として、「がまくんとかえるくん」シリーズはぴったりです。友達って素敵だよというふたりのメッセージを子供たちに伝えてあげてください!