公立と私立の幼稚園に支払う費用の違いあれこれ
幼稚園には公立の幼稚園、私立の幼稚園があるのはご存じですか?
幼稚園に入園する…その際必要になってくる費用、入園料に保育料、給食費など…一体どのぐらいの費用がかかり違いもあるのでしょうか。
入園料の違い
公立と私立で一番目立って違うといえば入園料と保育料でしょう、幼稚園によっては2年保育と3年保育、地域によっては、私立でも公立並みの所もあります。
全日本私立幼稚園幼児教育研究機構が発表した平成27年度の調査データによると、国公立幼稚園の入園料は52,809円でした。公立幼稚園は、平成27年度から子ども・子育て支援新制度が始まったため調査を行っていません。制度が始まる前の平成26年は、1,200円でした。
保育料(授業料)の相場
同調査データによると、公立と私立の保育料で大きな差があることがわかります。平成26年のデータをみると、公立では76,627円、私立では265,258円と大きな差があることが読み取れます。
このデータでは、公立と私立という分け方をしていますが、それぞれの園によっても差があります。
- 全日本私立幼稚園幼児教育研究機構「5章 調査統計編」(https://youchien.com/rengoukai/attqmr000000046c-att/summary_05.pdf,2017年11月22日最終閲覧)
保育料などが安い・高い都道府県ランキング(私立のみ)
同調査を見ると、地域によって、幼稚園にかかる費用に大きな差があることがわかります。ここでいう「保育料など」は、保育料・入園料・施設整備費の合計金額のため、入園1年目にかかる合計金額です。
全国平均は359,782円です。
保育料などが安い幼稚園トップ3
保育料などが安い幼稚園は以下の通りです。
- 愛媛県:247,499円
- 福島県:263,921円
- 宮崎県:277,860円
保育料などが高い幼稚園トップ3
保育料などが高い幼稚園は以下の通りです。
- 東京都:472,169円
- 神奈川県:459,279円
- 徳島県:396,675円
- 全日本私立幼稚園幼児教育研究機構「5章 調査統計編」(https://youchien.com/rengoukai/attqmr000000046c-att/summary_05.pdf,2017年11月22日最終閲覧)
毎月の保育料以外にかかる費用
入園料や保育料…それ以外にも入園時にかかるものや毎月別途かかってしまうもの、そのつど徴収されるものなどがあります。どのようなものにどのぐらいかかるのかあげてみました。
入園時
- 入園金
- 施設費(冷暖房費など)
- 制服代(体操服など)
- 教材費
- 給食代
入園時には必要なものをいろいろ揃える必要があります。
教材などは、まとめて購入することになります。例えばクレヨンだったり、名札、出席簿、ねんど、のり、はさみ…自分たちで買い揃えるか、園によっては指定のものを幼稚園でまとめて買うようになります。
交通費
幼稚園で送り迎えがあるところもあれば、自分たちで幼稚園へいかなくてはいけないところもあります。
自分たちで歩いていける場合は交通費はかかりません、車での送迎ですとガソリン代、バスですと規定のバス料金がかかってきます。
幼稚園での送迎手段としてはバスが主です、バス代金が保育料に組み込まれているところと別途必要になってくるところがあります。
その他
その他必要なお金があります。
- 保護者会費
- 写真代
- 行事により徴収
- 宝仙学園幼稚園「入園案内」(http://www.hosen.ac.jp/kindergarten/guide/p04.html,2017年11月22日最終閲覧)
- 文教大学付属幼稚園「入園スケジュール」(https://www.bunkyo.ac.jp/faculty/youchien/admi/index.htm,2017年11月22日最終閲覧)
- 静心幼稚園「平成30年度 各種費用について」(http://seishin3.com/7_iroiro/01-nyuuen.html,2017年11月22日最終閲覧)
- 聖徳学園三田幼稚園「送迎バス」(http://www.seitoku.jp/mita_yo/about/bus/,2017年11月22日最終閲覧)
公立・私立にのみ関係なく幼稚園ごとに費用が違います
地域、私立、公立によって費用は大きく変わります。自分たちが何を重視するのか(一般的保育、英会話などプラスアルファの教育)を考えてお子さんにあった幼稚園選びをしましょう。
特に保育園と違って幼稚園は保育時間が短いのでお子さんにとって何を必要としているかで公立、私立を考え、見学などを利用して決めていきましょう。