夜の居酒屋に幼い子供を連れていくのは非常識?
あなたはママ友や家族でお食事をする時、居酒屋を利用したことはありますか?また、乳幼児を連れて居酒屋を利用する親をどう思いますか?
「居酒屋」と言えば「大人がお酒を飲む場所」なので、乳幼児を連れて行くところではないというのが今までの意見でした。しかし最近では、ファミレス感覚で利用する方もいるようですよ。
小さな赤ちゃんを育てているパパママたちは、乳幼児を居酒屋に連れて行くことについてありですか?なしですか?
実は…数年前から「いざか族」は増え続けていた!
「いざか族」という言葉をご存じですか?
これは、2014年にリクルートが発表したトレンドキーワードの中のひとつです。「いざか族」=「休日早い時間で居酒屋を利用する家族」の事です。
共働き世帯の増加に伴い、失われてしまった団らんを外食に求める家族が多くなり、いざか族が増加しているという事が当時の解釈でした。
「子連れ歓迎」の居酒屋さんも急増中!
居酒屋に慣れ親しんだ、私たち団塊ジュニア世代が子育て期に突入!
そして、「女子会」「ママ会」ブームが起きたことをきっかけに、居酒屋は分煙、個室、ノンアルコールドリンクやデザートメニューの充実など、女性に嬉しいサービスを進化させてきました。
キッズスペースの設置、昼宴会、夜でもお子様メニューを置いている店舗など、数多く登場しています!
2014年の段階では、居酒屋利用する家族が増えるという見通しでしたが、最近では「ママ」にターゲットを置いていますね。
子連れ居酒屋反対派?賛成派?
乳幼児を連れて居酒屋に行くことについて、ありかなしか…インターネットで見つけた意見や、ママリに寄せられた先輩ママからの体験談や意見を聞いてみましょう。意見を聞いてみると、新たな視点から見られるかもしれません。
子連れ居酒屋賛成派の考え方
まずは「乳幼児を連れて居酒屋に行くのはあり」とする賛成派の考えから見ていきます。
・最近は居酒屋にも子ども用のメニューやキッズルームがあるから
・ファミレスのように居酒屋を利用できるから
・ファミレスでもお酒は提供されているから
最近では子ども用のサービスを提供している居酒屋もあります。そしてファミレスにもお酒はありますよね。そこで考えたいのが「ファミレスと居酒屋の違い」ですね。
子ども向けサービスがある居酒屋とお酒も提供しているファミレス。利用する時間帯を考えれば、同じではないかという意見が見られました。
子連れ居酒屋反対派の考え方
次に「乳幼児を連れて居酒屋に行くのはなし」とする、反対派の意見も見てみましょう。
・大人の社交場に子どもを連れてくるべきではないから
・子連れでお酒を飲みたいならファミレスに行ったほうが良いと思うから
・居酒屋では子どもが聞くべきではない会話もあるから
賛成派の「ファミレスでもお酒は提供されている」という意見は、「お酒を飲みたいならファミレスで良い」という否定派の意見につながりました。
居酒屋では子どもが耳にするべきではない会話をしていることもありますよね。それであれば「お酒を飲みたいなら子どもへの影響が少ないファミレスで良い」という意見にも納得できる気がします。
先輩ママはお酒を飲みたいときはどうしてる?
それでは次に、ママリに寄せられた先輩ママからの意見を紹介していきますね。先輩ママたちはお酒を飲みたいとき、乳幼児を連れて居酒屋に行っているのでしょうか?
子どもがいてもお酒は飲む?
お酒を飲むのが好きな先輩ママたちは、「子どもがいても飲む」という意見でした。たしかに泥酔してしまって、子どものお世話をできなくなってしまってはいけませんが、外食したときにほろ酔い程度に飲むなら良いのではないでしょうか。
子どももお酒のことを理解してくれているという先輩ママも。「子どもがいるから」と我慢しすぎることなく、「少しくらいなら」と、ご自身を甘やかせてあげることも育児の息抜き法の一つでしょう。
なるべくセーブする
子どもと一緒に外食したときにお酒を飲むのは良いでしょうが、大切なことは「なるべくセーブする」ということですね。
泥酔状態になってしまったら、子どものお世話をしたり、子どもに危険が迫ったときに守ってあげられなくなったりする可能性があります。子どもと一緒にいるときは、やはり子どものお世話を最優先にしたいものです。
予約はしたほうが良いかも
もし乳幼児を連れて居酒屋に行くのであれば、あらかじめしておきたいのが「予約」です。小さな子どもを連れて、席が空くのを待つのは大変ですよね。子どもがぐずってしまうこともあるかもしれません、
居酒屋に行く日にちが決まっているのであれば、あらかじめ予約をしてスムーズに食事ができるようにしておきましょう。
早めの時間に行く
乳幼児を居酒屋に連れて行った先輩ママからの体験談によると、「早めの時間に行く」ことがポイントなのだそうです。
確かに夜も深まる21時ごろから行くと、人も増えて居酒屋の環境も悪くなるはずです。また子どもの就寝時間がずれて、生活リズムが狂ってしまうことも考えられますよね。子連れで行くなら時間帯も考慮しましょう。
子連れで居酒屋気をつけるポイント
乳幼児を連れて居酒屋に行きたいと考えているパパママに向けて、最後に気をつけるべきポイントを解説します。先輩ママの体験談とともに参考にして楽しい時間を過ごしましょう。
子連れウエルカムなお店を選ぶ
まずは乳幼児連れのお客さんを歓迎してくれる居酒屋を選ぶことが大切なポイントです、お店のコンセプトによっては「子連れNG」のお店もあるので、お店を選ぶ際にはまず「子連れ歓迎」かどうかを基本にして選んでください。
禁煙・分煙のお店を選ぶ
乳幼児を連れて居酒屋に行くときに、心配になるのはタバコの煙ではないでしょうか。全面喫煙可能なお店は避けてください。禁煙・分煙スペースのある居酒屋であれば、子どもの健康を気にすることなく食事とお酒が楽しめるはずですよ。
夜遅くまで長居しない
居酒屋に行くとつい長居してしまう…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし乳幼児と一緒に居酒屋に行くなら、夜遅くなる前に切り上げるようにしてください。子どもの生活リズムが崩れてしまうこともあります。
会話に気をつける
お酒が入ると、子どもに聞かせたくない会話もしてしまいがちに…。愚痴をこぼしたり、ネガティブな発言をしたりしないように注意することも大切です。お酒を飲んでも「子どもがいる」ということを忘れないようにしましょう。
子どもから目を離さない
乳幼児を連れて居酒屋に行くなら、お酒を飲んでも子どもから目を離さないようにしてください。お店のものを勝手に触って壊したり、危険なことに遭遇したりするかもしれません。お酒や会話に夢中にならずに、子どもに注意を払ってくださいね。
酔いすぎない
先輩ママからの声にもありましたが、酔いすぎないことが最も重要なことかもしれません。居酒屋から帰宅しても子どものお世話はしなければなりません。適度なお酒を楽しむことを意識して、酔いすぎないようにしましょう。
お店選びをしっかりすれば、居酒屋で快適なディナータイムができる時代!
いかがでしょうか?
実は私も3カ月の娘を連れて、1回だけ居酒屋を利用した事があります。親戚が東京へ遊びに来た時の夕食場所(18~20時)としての利用です。
下は0歳、上は小学5年生、子供6人に対して大人は4人!じっとしていられない2歳の子もいる…。悩んで悩んで、親戚にも了承を得た上で決めました。決め手は…個室とキッズメニューです!
子供を産む前は、「子連れ居酒屋はあり得ない」という考えでしたが、今の居酒屋は、子育て世代へのサービスが充実している所も多いです。
子守をしながらの食事にへとへとになっていた私が、居酒屋のお手洗いに行った時、張り紙にこう書いてありました。
「お子さんは汚すのが仕事です。お母さんはどうかお気になさらずおくつろぎ下さい!」
そんな温かい言葉に感動した事を、今でも鮮明に覚えています。
事前にお店の情報を調べて、設備やサービスが子供仕様になっている所であれば、私は積極的に利用してもよいと思います。
もちろん、利用時間帯や会話の内容には注意する事が大前提ですけどね!