正しい鉛筆の持ち方を子供のうちにマスターするメリットとは
正しく鉛筆をもって書くことは、字を丁寧に書くことの入り口です。国語の教科書では正しい鉛筆の持ち方を、最初に指導できるよう写真付きで紹介しています。
小学1年生が使っている鉛筆はBもしくは2Bが定番ですが正しい鉛筆の持ち方を習得すればHBで十分濃い字を書くことが出来るようになるはずです。正しい鉛筆の持ち方を子供のうちにマスターした場合のメリットをご紹介します。
文字を書くことが苦でなくなる
正しい鉛筆の持ち方を子供のうちからマスターしていれば、書くときに余分な力が入らず楽に書ける習慣が身についているため、長文を書くことに抵抗なく成長することができます。
その結果、作文が得意になったり、国語が好きになったりするなどのメリットがあります。
綺麗な字が書ける
ひらがなや漢字に重要なのは、曲線やはね、はらいです。正しい鉛筆の持ち方を子供のうちからマスターしていることで、はねやはらいに書くときに自然に力を抜いたり入れたりすることをコントロールできるようになっているのです。
鉛筆の持ち方が間違っていると、字が斜めを向いたり、はねやはらいに力が入りすぎていたりと、上手な字が書けなくなってしまいます。
大人になってからの矯正は非常に困難
子供のうちから正しい鉛筆の持ち方をマスターしていることはとても重要なことなのです。大人になっても正しい鉛筆の持ち方ができないということは、教養の無さを他に印象付けてしまいます。
さらに、その誤った鉛筆の持ち方を正しい鉛筆の持ち方に矯正しようとしても、大人になってからでは非常に困難なのです。
正しい鉛筆の持ち方を習得するクジャク法などを画像で紹介
鉛筆の持ち方矯正はご家庭で取り組んだ方が上手に早く矯正が出来ます。ご家庭で出来る、正しく鉛筆を持つ方法をご紹介します。
大きく分けてクジャク法とダブルクリップを使った方法があります。そのほかにも輪ゴムを使ったやり方などがあります。こちらではクジャク法とダブルクリップを使った方法を画像で紹介します。
正しい鉛筆の持ち方を学べるクジャク法
クジャク法という鉛筆の正しい持ち方練習法をご存知でしょうか?綺麗な鉛筆の持ち方としての著書があり、Eテレや新聞等で紹介されたことがある方法です。
正しい鉛筆の持ち方を忘れてしまった時でも、物語として覚えておけるという斬新な方法です。
オーケーサインをクジャクのくちばしに見立てて
まず、絵のようにオーケーサインを作ります。そして親指を滑らせてクジャクのクチバシを作ります。クチバシが毒蛇(鉛筆のこと)を食べるのだと語りながら鉛筆をくわえるように持ちます。
鉛筆をくるっと回転させて持つだけ
クジャクに見立てた指にくわえさせた鉛筆をそのまま、絵のようにくるっと回転させ、そっと指を添えるともう正しい鉛筆の持ち方になります。
正しい持ち方を忘れてしまっても、何度も物語を反復するだけで思い出せます。
ダブルクリップを使った鉛筆の持ち方練習
また、ダブルクリップを使って正しい鉛筆の持ち方をマスターする方法もありますのでご紹介いたします。
正しい指の位置を体で覚える
学校や大手学習塾などで取り入れられている、正しい鉛筆の持ち方を習得する方法をご紹介します。ご家庭でも準備が簡単な「ダブルクリップ」を使用します。
写真の用に鉛筆の先の方に挟んだ状態で準備します。
手を添えてみる
写真のように、鉛筆を挟んだダブルクリップの側面に親指と中指を添え、クリップ上部には人差し指を添えた形で鉛筆を持ちます。
この形が、鉛筆の正しい持ち方なのです。
人差し指の位置が安定したら、三角鉛筆を使ってみる
ダブルクリップを使い、人差し指の位置が安定し、中指が人差し指に近づかず安定して支えられるようになってきたら、三角鉛筆を使ってみましょう。
この時、人差し指が反ったり親指が鉛筆の先に滑っていかないように気を付けましょう。
正しい鉛筆の持ち方を覚えて、綺麗な字を書ける子供に
綺麗な字を書ける子供には知性と落ち着きを感じます。その背景には、幼いころからの正しい鉛筆の持ち方に深い関わりがあるのです。子供を正しい鉛筆の持ち方に矯正してあげられるのは親だけです。
夏休みや春休みなどの長期休暇は矯正のチャンスでもありますので、ぜひ気になったパパ・ママは子供の鉛筆の持ち方を正しい持ち方に直してあげましょう。
特にクジャク法は子供が自分で気付いて直す事ができる画期的な方法です。こういったやり方を覚えて親子で正しい鉛筆の持ち方をマスターできるようにしてください。