誰でも園庭で遊べる!嬉しい楽しい園庭開放
幼稚園や保育園の園庭、実は園児でなくとも利用できることをご存知ですか?園の指定する日時に出かけると、誰でも園庭で遊ぶことができるんです!これを「園庭開放」といいます。
園庭開放では、園によって規則はありますが、遊具はもちろん、普段園児たちが使っている遊び道具などを自由に利用することができます。元々が幼児用の遊具や施設ですので、お子さんを遊ばせるのも安心ですよね。
そして、園児たちの過ごし方や先生方の接し方を間近で見ることができるので、これから入園を考えている方にはうってつけの遊び場なのです。
上手に使おう!利用方法など インフォメーション
公立・私立の区別なく様々な幼稚園・保育園で行われている園庭開放。以下の点を確認しておけば、よい遊び場になること間違いなしです!
- 実施日・時間
- 対象年齢
- 育児相談の有無
- 予約の要不要
曜日にかかわらず実施している園も少なからずありますが、せっかく出かけて行って利用できなかった、となると次回の足が遠のいてしまいますよね。日にち指定で月に2回、というような園もありますので、必ず実施日は確認しておきましょう。
時間は9:30頃~12:00までのところや、お昼を挟んで14:00頃まで利用できるところ、午後の保育終了後に実施の園など様々!
育児相談は予約制のことが多いので、しっかりと時間を設けてお話を聞きたい方は事前に園に問い合わせましょう。
どんなふうに使えばよい?
ではどんな時に利用すると良いのでしょうか。特別な時ではなくてももちろん使える園庭開放ですが、分かりやすい利用例としては、夏場のプールや泥んこ遊び。家ではなかなかできないこれらも、園庭であれば気兼ねなくできます。
また、園によってはプログラムが設定されていることもあります。先生による絵本の読み聞かせやパネルシアター、または季節ごとに七夕やクリスマス会などもあります。どうやって遊んだらいいかわからないけれど、イベントなら行きやすい!というお母さんは、まず開放日のプログラムを確認してみるとよいですよ!
乳児のみの日、なども設定されていることもあります。大きい子と一緒だとこわいけれど、外出してあげたい、というお母さんにもお勧めです。
そしてもうひとつ、ご紹介したいタイミングは、お子さんに同年代とのかかわりが必要だな、と感じ始めたころの利用!
2歳半くらいまではまだまだひとり遊びが主ですよね。けれどそれ以降は周囲との関係を意識し始めます。例えば公園など、普段の場所で同年代とのかかわりが少ないな、という場合は、園庭開放に行ってみるとお子さんの遊び方に変化が出てくるかもしれません。
どんなところでやっているの?園庭開放の探し方とメリット
では、どれくらいの園で、園庭開放が実施されているのでしょうか。筆者の住んでいる三重県四日市市の幼稚園を例に挙げてみますと、
まず市内に23ある公立幼稚園は、全て園庭開放を行っています。曜日などはそれぞれ異なり、週に2、3度「遊ぼう会」として一般の受け入れをしています。
では、私立はどうでしょうか。14ある私立幼稚園のうち、現在9の幼稚園で実施されています。プログラムがあったり、年齢でわかれていたりと幼稚園ごとに特色はありますが、プレ保育とは違った形での子育て支援を、園庭開放という手段で行っているようです。
「園庭開放」といっても、屋内で遊ばせてもらえるケースも多々ありますよ!
公立幼稚園・保育園の場合はほとんどの場合、市のホームページなどで一括して情報が公開されています。私立の場合もそれぞれホームページでの紹介が多いですが、支援センターなど公共の子育ての場でもチラシなどがおかれていたりしますし、地域広報誌に掲載されていることもあります。
ここが嬉しい!園庭開放のメリット
色々なところで行われている園庭開放。いつもと違う遊び場である以外に、なにかメリットはあるのでしょうか。こんな時に使うと便利、という点をご紹介します!
入園検討中に!園の様子がわかる
園庭で遊ぶことのメリットは沢山ありますが、まずは園の様子がわかること。
園児と一緒に遊べることもありますし、同じ遊びはできなくとも、どんな様子でそこの園児たちが過ごしているのかを疑似体験できます。
これからの入園を考えている場合、体験入園に近い感覚を持てるのではないでしょうか。
子供のことで相談したい・・・育児相談も
もうひとつのメリットは、園の先生方に育児について相談などが行えること。
全ての園庭開放で出来るわけではありませんが、日時指定で面談してくれるようなところもあります。
また、見守りの先生がついている場合、お母さん方から話しかけ質問をすると、とても気さくに答えてくれます。
子供と過ごすプロですから、相談するのも安心ですよね。
施設はどんな?園内見学も!
園によっては開放日に合わせて、園内見学を受け付けているところもあります。
園内見学が可能な日は、入園手続きの時期以外では意外と限られていますので、貴重な機会です。
事前受付が必要かの確認をして、是非この機会に施設も見学してみましょう!
園庭解放ってこんな様子 利用者の口コミ
実際に園庭開放に出かけた方々の体験談をご紹介します。園によって体験できる事柄が様々な様子がうかがえますよ。
成長度合い計測も
園庭開放の日は、育児相談も行っています。
また、この日は、先週雨天で順延になっていた
保育士さんによる“チョコッと遊び”や
身長・体重の計測も行っていました。 出典: www.kouhokushakyo.or.jp
自宅ではなかなかこまめに測らない身長体重。遊べる上に我が子の成長も確認できるなんて素敵ですよね。お子さんも記録されたことで、園への親近感がわくのではないでしょうか。
他所ですが、記録として用紙に記入して持たせてくれるところや、誕生月のお子さんに計測を行っている、というようなところもあるそうです。
園児との交流も
園庭開放では、お兄ちゃんと一緒に砂場遊びをしました。おもちゃを貸してもらい、やり方を教えてもらい、自慢げに作ったものを見せてくれました。大きな砂山には穴を開けてトンネルを作ったり、泥団子を作ったり、とても楽しそうでした。 出典: vocalinfo.net
年上のお兄さんやお姉さんは子供たちにとってはあこがれの的!遊び方を見て学び、真似することで遊びの幅もぐんと広がります。
園児が「園庭開放」の日でも通常の生活を送るか、交流できる時間を作っているかは園によって様々。特別関わるプログラムではなくとも子供はきちんと観察していますので、園に行くだけでもよい刺激を受けることができますよ。
屋内遊びも充実!
園庭開放と言ってもただ幼稚園の中に入れるだけじゃなく、始め1時間ほど室内で先生がお遊戯してくれます。緊張気味だった子ども達はここでふっきれます(笑)
今日は新聞紙を使ってかくれんぼしたり、マントにしてお散歩したり、最後はビリビリに破って紙吹雪でテンションMAX!!
きちんとお片づけもできてましたよ(←おうちでは散らかしっぱなしですが…) 出典: ameblo.jp
こんな風に屋内遊びが充実している「園庭開放」もあります!プログラムのおかげで子供が場所に馴染むのも早いようです。
自宅では出来ないお片付けが園ではできてしまう、というのも幼稚園のなせる業。他の子がやっていたり、親ではなく先生から促されたりすることで、いつもはできないことができてしまったりするのでしょうね。
環境の変化、というのは子供の成長に欠かせないのだと実感します!
行ってみよう!園庭解放
いかがでしたでしょうか。色々な形で実施されている「園庭開放」。自由に遊んだりプログラムに参加したり、お子さまに合った雰囲気や遊び方を探すためにも役立つはず!
園の先生たちと関わることは、お母さんの気分転換にもなりますので、お子さんのためだけではなく、自分のためにも活用できるのではないでしょうか。
是非この機会にお近くの幼稚園・保育園をのぞいてみてください!きっと新しい居場所が見つかりますよ!