保険代理店は保険会社と代理店契約を結んでおり、契約のノルマがある場合があります。保険ショップの主な収入源は代理店契約の手数料となるため、保険料などに関係なく販売する側にとって契約させたい商品を勧められる可能性があります。
もちろんそうした代理店ばかりではありませんが、代理店の実情や本当にその商品が最適かどうかは分かりません。そうした危険性も頭の片隅に置いておく必要があります。
3.勧誘を断りにくく、必要以上に契約してしまう場合も
保険ショップでは担当者が親身に相談に乗ってくれたり、さまざまな商品のメリットやデメリットを紹介してくれたりします。「ここまで親身になってくれたのだから」と情に流されて、必要のない保険に契約してしまうこともあるかもしれません。
保険会社と直接契約すると考えると、勧められる商品は限られていますのでこうしたリスクが低いといえます。
4.保険料が割高になることもある
生命保険ではこの可能性は低いですが、自動車保険や損害保険などでは、代理店経由での契約と直接契約の保険料に差があることが少なくありません。
代理店を通して保険契約を結ぶ場合には、その分手数料がかかります。一方ダイレクト保険などとよばれる、直接保険会社と契約者が契約を結ぶ保険はその手数料がかかりません。
生命保険ではこうしたケースは少ないですが、損害保険などを選ぶ際には良く考えてから契約しましょう。
保険ショップでの保険相談の流れ
保険ショップに行って保険の相談をしたいという場合に、準備しておくと良いことは次の2点でしょう。
- 現在加入している保険の保険証券を持って行く
- できれば電話で予約をする
保険ショップに足を運ぶ人の多くは、現在加入している生命保険の見直しを検討していると思われます。保険証券を持って行かなくても相談には乗ってもらえますが、具体的な内容が分からないと適切な見直しを提案してもらえない可能性があります。
そのため保険証券や、保険会社から郵送される契約内容のお知らせなどがあればそうした書類を持って行くのが良いでしょう。
また予約なしで訪問しても相談は受け付けてくれますが、待ち時間が長くなることも考えられます。予約してから行くことをおすすめします。
保険相談の流れ
- 電話で予約をする
- 保険ショップへ行き、相談をする
- 希望する場合は見直しプランをお願いする
- 見直しプランが良ければ契約する
保険ショップにおける保険相談においては、希望によって契約まで話を進めることができます。
相談自体は最低でも1時間程度見込んでおきましょう。また見直しプランの提案までお願いしたいというときは2時間くらいかかることも考えられますので、余裕を持ったスケジュールを組んでください。
キッズスペースやおもちゃがある保険ショップも多くあり、そうした店舗であれば子供連れでも安心です。まだ子供が小さい家庭では、体調や機嫌によって早めに切り上げることも考えて、自宅から近い店舗が良いかもしれません。
保険ショップの他にも中立的な相談窓口がある
保険ショップのメリットやデメリットについて紹介してきましたが、やはり勧誘されるのではないか、合わない担当者に当たったらどうしようなど不安が残る人もいるかもしれません。そうした人に向けて中立的な相談窓口があります。
一般社団法人生命保険協会、公益財団法人生命保険文化センターの2つの団体では一般の消費者からの相談窓口を設けています。こうした中立的な窓口を利用して相談してみるのも方法の1つでしょう。
どちらの団体も、電話・直接訪問しての相談を受け付けています。下記リンクを参考に、こうした中立的な窓口も利用してみてください。

