エアコンのさまざまな機能とは
暑い季節に大活躍のエアコンですが、快適に使うためのさまざまな機能があります。購入前に知っておくとエアコン選びにとても役立ちます。
フィルターの自動お掃除機能や、人感センサー付きのもの、除湿、加湿機能つきなど、用途、目的によってエアコンを選ぶとよさそうですね。
各エアコンの特徴をご紹介します。
- ダイキン工業「代表的な機能からエアコンを探す」(http://www.daikinaircon.com/roomaircon/feature/,2017年5月23日最終閲覧)
- ビックカメラ「快適機能で選ぶエアコン」(http://www.biccamera.com/bc/c/kaden/aircon/keyword/index.jsp,2017年5月23日最終閲覧)
除湿や加湿機能がついたもの
エアコンはすぐに涼しくなるという利点がありますが、長時間つけておくと寒すぎる場合もあります。
除湿機能付きのエアコンであれば、部屋の温度を下げ過ぎることなく湿度だけを取り除くため、さらさらで快適な空気を感じることができます。
暑いけれど冷えすぎは困るといった、梅雨時や蒸し暑い夏の夜などにおすすめの機能です。一方で、空気の乾燥が気になる冬場は、加湿機能がついたエアコンを使うとよいでしょう。
空気清浄機タイプ
エアコンをつけながら部屋の空気もきれいにしたい、そのような欲張りな希望をかなえてくれるのが空気清浄機能付きのエアコンです。
そもそもエアコンは、「エアコンディショナー」の省略名で、寒い、暑いといった温度の問題を解決するだけのためでなく、部屋の空気を快適に整えるのが役割です。
メーカーや製品によって異なりますが、通常フィルター方式の空気清浄機はフィルターの交換が面倒なものです。しかしエアコン内の機能であれば、汚れは屋外へ自動排出してくれるので面倒な作業もなくお手入れも楽ですね。
自動お掃除機能つき
自動お掃除機能付きのエアコンは、フィルター掃除を自動で行う機能のことをいいます。この機能は、フィルターの目詰まりを事前に防ぐことができるため、負担がかからず省エネにもなります。
季節の変わり目はエアコン掃除が必須ですが、お手入れの手間が省けるメリットもあります。いつでもきれいな状態でエアコンが使えるのは嬉しいですね。
小さな子供やお年寄りのいる家庭にはぴったりのエアコンです。
センサー付きのタイプ
テレビCMでもおなじみのセンサー機能付きのエアコンは、人や物などを感知して室温を調整してくれる機能です。
快適かつ省エネに利用することができるメリットがあります。中には、人の肺活量や人の増減による室温変化を予測して温度を調整してくれる優れものも。
身体が冷えすぎないちょうどよい温度を保ってくれるありがたい機能です。
エアコン選びのポイント
エアコンを選ぶときは、使用する部屋に合っているものを選ぶのがポイントです。部屋の構造に適していないものを選んでしまうと、効きが悪くなったり、電気代が高くなってしまったりエアコンの本来の力を発揮できない可能性があります。
また、省エネ性能の高さと付加機能の多さが電気代に大きく影響するといわれています。自宅にいる時間が長い人や比較的人が集まりやすいリビングなどは、電気代が安く性能が高いタイプのものを、寝室や子供部屋には便利な付加機能がついたタイプのエアコンを選ぶがよいでしょう。
- ビックカメラ「エアコンの選び方」(http://www.biccamera.com/bc/c/kaden/aircon/select.jsp,2017年5月23日最終閲覧)
- 価格.com家電「エアコン・クーラーの選び方」(http://kakaku.com/kaden/aircon/guide_2150/,2017年5月23日最終閲覧)
- 東芝ライフスタイル「東芝エアコンが空気清浄機にこだわる理由」(https://www.toshiba-lifestyle.co.jp/living/air_conditioners/special/air/index_j.htm,2017年5月23日最終閲覧)
- 日立アプライアンス「センサー機能」(http://www.hitachi-ap.co.jp/products/business/ac/office/premium/02.html,2017年5月23日最終閲覧)
エアコンの節電や電気代の節約方法
家庭で使用する家電の中でも電気の消費が気になるエアコンですが、使い方次第では電気代を節約できる可能性があります。
夏は電力不足が心配される季節です。設定温度に気を付ける、エアコンを使用する部屋の開閉をし過ぎないなど、少しの意識で電気代の節約だけでなく、節電にもつながります。
できることから少しずつ行って快適にエアコンを使いましょう。家庭でも簡単にできる、エアコンの節電、節約方法をご紹介します。
設定温度を28度にする
エアコンの設定温度は、冷房であれば28度に設定するとよいとされています。
設定温度を1度調整することで10%ほどの節電効果があるといわれており、毎日28度に設定する習慣をつけるだけで電気代の節約になります。
フィルターや冷却フィンの掃除を行う
エアコンの内部にあるフィルターや冷却フィンは運転するたびに汚れていきます。フィルターが汚れていると、空気を吸い込む量が少なくなり、部屋を冷却する力が弱まることがあります。
フィルターの掃除を1ヶ月に2回の頻度で行うと年間で約700円の節約になるといわれており、小さなことかもしれませんが、積み重ねが電気代の節約につながります。
部屋のドアの開閉を少なくし、カーテンやブラインドを使う
在宅中にエアコンを使用するときは、部屋のドアの開閉は最小限にすると電気代の節約になります。その際、扇風機を併用することで室内の空気を循環してくれるため効率よく室温を下げることができます。
また、外出するときは、昼間でもできるだけカーテンやブラインドを使用すると室温の上昇を防いでくれます。帰宅したら、部屋を換気して室内の熱を逃がしましょう。
- ダイキン工業「エアコン節電情報」(http://www.daikin.co.jp/setsuden/,2017年5月23日最終閲覧)
- アイアンドシー・クルーズ「エアコンの電気代と節約術」エネピ(https://enepi.jp/articles/384#idx-25,2017年5月25日最終閲覧)
- ダイキン工業「よくあるご質問(FAQ)」(http://n-faq.daikincc.com/category/show/818?site_domain=n-faq,2017年5月25日最終閲覧)
家庭にあったエアコンを選んで快適に過ごしましょう
どの家庭でも夏は必ずといってよいほど使用するエアコン。選ぶエアコンによっては節電や電気代の節約につながります。
この夏エアコンの買い替えを考えている方は、猛暑を迎える前にご家庭ではどのようなエアコンが適しているのかよく考えてから購入することよよいでしょう。
電気代が高いと思われがちなエアコンですが、日常生活の中で少しの意識が大きな節約につながります。賢く使って快適に過ごしたいですね。