冬は電気代が高くなっても仕方ないと諦めていませんか?
寒くなってくる秋の終わりから冬にかけて、多くの家庭では徐々に暖房を使う機会が増えてきますよね。暖房器具にも様々な種類がありますが、家に暖房器具がエアコンしかないという家庭も少なくないかと思います。
しかしエアコンを使い始める頃、ママたちが最初に気にしてしまうのはやっぱり「電気代」ではないでしょうか。エアコンを使うとどうしても上がってしまう電気代は、家計を管理しているママたちにとっては大きな悩みの種ですよね。
出来ればもう少し抑えたいけど、どこか仕方ないと諦めていた冬場の電気代を今年はちょっと頑張って節約してみませんか?
今回はそんな、冬場にエアコンだけで部屋を暖めながら節約まで出来ちゃう嬉しい節約術をご紹介します。
エアコンを使う前に知ろう!赤ちゃんがいる家庭で気をつけたいこと
さて、エアコンを上手に使うコツを紹介する前に、小さな赤ちゃんがいる家庭で注意しておきたいことについて紹介したいと思います。赤ちゃんにとってもママにとっても快適な環境を作るために知っておきたいポイントをいくつか紹介するので是非エアコンを使うときには意識してみてください。
赤ちゃんにとって過ごしやすい環境になっていますか?
寒くなってくると赤ちゃんの手足が冷たいことに驚き、ついついエアコンの設定温度を高くしてしまうことがあります。ですが、新生児の頃はまだまだ温度調節がしっかり出来ないので布団から出てしまった手などは特に冷たくなりやすいです。
手だけを触り、「寒がっている」と判断して温度設定を上げてしまうと次第に赤ちゃんは汗をかきその汗が外気によって冷まされ体を冷やしてしまう原因になってしまいます。
ですから、そうならないためにもまずは室温が20℃前後になるようエアコンを設定し、手だけを触るのではなく体全体を触って体が冷えていないか確認してあげてください。もし背中の方が汗ばんでいたり、冷たくなっていたりした場合は上にかける布団や服装を見直してあげましょう。
また、エアコンを使っているとどうしても空気は乾燥してしまいます。湿度は40~60%を保てるように、加湿器や濡れたタオル等を部屋に干しておくと良いでしょう。
夜間もエアコンを使っていませんか?
赤ちゃんのために寝ている間もエアコンをつけっぱなしにしてしまう家庭が多くありますが、それはあまりおすすめ出来ません。
まだまだ夜泣きなどがある小さい赤ちゃんがいる家庭では頻回に起きることがあるので赤ちゃんの体温や、室温、湿度などを把握できますが、赤ちゃんもある程度大きくなり夜泣きが減ってくるとあまり細かく室温を気にしていられなくなりますよね。
そうすると、気がつかないうちに部屋が思った以上に乾燥し、赤ちゃんの健康に影響してしまいます。
夜間はタイマーなどをセットし、なるべく切るようにしましょう。
今日から実践!冬のエアコンの上手な使い方&節電のコツ
前置きが長くなってしまいましたが、ここからいよいよ冬のエアコン上手な使い方と、節電のコツを紹介したいと思います。ついつい子供のためにとエアコンをたくさん使って冬は電気代が高くなってしまいがちですが今年は節約できるように少しずつ実践してきましょう!
1. 風量は「自動設定」にしよう!
エアコンを使っている家庭の中には、節約を意識して風量を下げて使っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。風量を下げれば電力も下がって電気代の節約になると思っている方も多いですが、実のところそれは節約にはなっていない間違った節約方法なのだそうです。
エアコンは部屋を暖めるときにたくさんの電力を用いて部屋を暖かく出来るように頑張って動いてくれます。そして頑張って作ったその暖かい空気を、風を用いて部屋の中に広めていき部屋全体を暖かくしてくれます。
しかし、風量を弱めてしまったことによって頑張って作った暖かい空気が部屋全体に行き渡らなければ、いつまでも部屋が暖まらないため、エアコンはずっと頑張って暖かい空気を作り続けることになります。そうなると「電気代は高いのに部屋はあまり暖まらない残念な暖房器具」になってしまうのです。
ではどうしたらいいのか。それは簡単なことです。風量を「自動設定」にしてあげましょう。そうすることで部屋が冷えたときにはしっかりと風を送り込み、暖まってきたら風を弱めてくれて自然と節電されるようになります。
2. 設定温度を1℃下げれば10%も節約に!
夏場は1℃上げれば10%節約になる、と言われているそうですが冬場の暖房も1℃下げれば10%の節約になるのだそうです。先ほど、赤ちゃんがいる家庭で気をつけたいことの中でも紹介しましたが、室内の温度は20℃度前後が子供にとって過ごしやすい室温と言われています。
現在の設定温度が何℃になっているか確認し、もし高い温度設定になっていた場合は是非少しずつでも構わないので下げてみましょう。子供にとっても過ごしやすい室温かつ、節約にもなるならママにとってこれ以上ない節約方法ですよね。
去年より何%くらい節約になるのか見比べてみるとしっかり節約できている実感も持てて楽しく節約できるかもしれませんね。
3. こまめな電源のON/OFFをやめよう!
これは夏場にも共通しているので知っている方も多いかもしれませんが、エアコンは動き出すときに多くの電力を用いるのでエアコンの電源をこまめにON/OFFしてしまうのは電気代を高くしてしまう原因になります。でも暑くなってきたら電源を切りたいし、切って寒くなれば電源をつけたいのは当然のことです。
そこで大事なのが、温度の調整を電源で管理するのではなく温度設定で調整することです。
20℃の温度設定にしていても子供が沢山動き回って「部屋が暑い!」と言ってくることがあるかもしれません。そんなときには少し温度を下げてあげましょう。先ほども言ったように1℃温度が下がれば10%の節約になりますのでこまめな電源のON/OFFより節約になります。
※長時間お出かけするときなどはもちろん電源を切ったりタイマーを使ったりして調節しましょう。
4. 風向きを下に向けるようにしよう!
風向きなんてあまり気にしていなかったというママも多いかもしれませんが、暖かい空気は上にいきやすいのでエアコンをせっかく使っていても子供がいる下に空気が届くのは結構時間がかかってしまいます。そうなってはせっかくの暖かい空気も無駄になってしまいますよね。
そこで試したいのが風向きの管理。風向きを下に向けて暖かい空気を下に流しながら、扇風機や空気清浄機などを使って下に溜まった冷たい空気を循環させれば効率よく暖かい空気を室内に流すことが出来ます。
足元がどうしても暖まらず室内の設定温度を上げてしまっていた方におすすめの節電方法になります。
5. こまめな掃除が節約のコツ!
ついつい後回しにしてしまいがちなエアコンの掃除。フィルターもそうですが、室外ユニットだってしっかり見てあげなきゃいけません。
エアコンのフィルター清掃は2週間に一度のペースで行うのが理想なのだそうです。フィルターが詰まれば暖房効果も弱まりますので部屋が暖まらず電力を無駄に使うことになってしまいます。カビやほこりから目を背けてきた方も是非これを機に一度フィルター清掃を行ってみましょう。
また、夏が終わり過ごしやすい時期についつい室外ユニットの吸込み口・吹出し口近くに子供の外遊び用のおもちゃなどを置き、そのままにしてはいませんか?この部分に物が置いてあると空気の出し入れが出来ず暖房効果が弱まってしまうそうです。一度しっかり見ておきましょう。
忙しいママたちにとってエアコンの掃除は強敵ではありますがこれをやっておくと電気代が大幅に変わってきますので是非お試しください。
6. 日常の細かいところに気を配ろう!
普段当たり前にやっていることでも冬の寒い時期は特に注意したいのが扉の開け閉め。子供が開けっぱなしにした扉をそのままにしておけば当然冷たい空気が流れ込んできてしまい一気にまた部屋が冷えてしまいます。そうならないためにも扉の開け閉めには気を使いましょう。
また、カーテンの開け閉めも暖房効果には大きな影響を与えます。例えば朝起きてからカーテンをあけ日の光を入れるだけで自然の力で部屋が暖まってくれるので暖房をそれほど使わずに済みますし、夜はカーテンをしっかり閉めることで冷たい風が部屋まで入ってきづらくなります。
細かいことではありますが日常のそういった些細なことにも気を配るようにしてみましょう。
7. 断熱シートを利用してみよう!
エアコンのみの暖房でも工夫次第で十分部屋は暖められますが、やはり隙間風などがあればせっかく暖まった部屋もすぐにまた冷たくなってしまい、特に冷たい空気は下にいきますから子どもたちに影響が出てしまうケースも少なくありません。
そこでおすすめしたいのが「断熱シート」になります。窓にこれらを貼ることで隙間風を防ぎ暖かい空気を長く持続させることが出来るので節約には大変おすすめのアイテムになります。
使い方を見直して冬を快適に過ごしましょう♡
子供のためにも自分のためにも知っておきたいエアコンの上手な使い方は、どれも今すぐ実践できるものばかりだったのではないでしょうか。ちょっとの工夫で簡単に部屋を暖められて、尚且つ節約も出来ちゃうんだから試して損の無いものばかりですよね。より快適な生活を送るための手助けとなれば幸いです。
何事も継続することが大切ですから、節約したいと思いながらもついつい後回しにしてしまっていたママはぜひ簡単なところから無理なく始めてみましょう!旦那さんにも協力してもらいながらやればきっとそのうち節約が楽しくなってきますよ♪