お盆の気がかり「お墓参り」
お盆の時期になると、お墓参りがつきものですよね。調査会社ウーマンスタイルが2013年5月10日~6月4日、会員104名に実施した「お墓参りに関するアンケート」によると、「お墓参りに行くのはお盆だけ」と答えた人の割合は約6割に上りました。
また「誰とお墓参りに行きますか?」という質問に対する回答は、最も多かったのが家族(90%)、次に親や親戚(38%)という結果でした(複数回答)。同調査のメインの回答者層である30〜40代の主婦たちは、お墓参りを「家族行事」と考えている方が多いようです。
親戚と行くとなると、礼儀作法を気にしてしまう方も多いのではないでしょうか。自分の家族や親戚ならまだしも、嫁いだ先、夫の親戚と一緒となればなかなか聞き辛いものです。
宗派によって違いはあるものの、最低限のお墓参りの作法を覚えておくと、ぬかりなくお墓参りを終えることができるでしょう。
- ウーマンスタイル「お墓参りに関するアンケート」(http://www.woman-style.jp/hakusyo/201310,2017年6月9日最終閲覧)
これだけ押さえておけば安心!正しいお墓参りの作法
ここではお墓参りの一般的な手順をご説明します。
- 墓地に着いたら、住職やご本尊にご挨拶
- お墓の前で合掌
- 掃除
- 花を飾り、お供え物を置く
- ろうそくや線香を供える
- 故人と縁の深い順に手を合わせる
- 暮石に水をかけて正面に立つ
- 数珠を手にかけて合掌
- 後片付け
墓地に着いたらすぐにお墓へ向かうのではなく、住職やご本尊にいったんご挨拶をします。民間墓地の場合は管理事務所へ声をかけてからにしましょう。
お墓に着いたら合掌をして、掃除を始めます。枯れた花や線香の燃えかす、墓石周辺の草やゴミを拾いましょう。暮石には水をかけて磨き、きれいになったら水分を拭き取ります。
掃除が終わったらお線香を供えますが、このとき注意すべきなのが、手を合わせる順番。正しくは「故人と縁が深い順」です。夫の親戚とお墓参りに行った際は気を付けましょう。