わが家の家族を紹介
筆者の家庭はサラリーマンの夫を中心とする4人家族。子どもは中学2年生と小学5年生、2人の女の子です。
子どもたちはそろそろ反抗期の時期でもあり、最近は少し反発心が見え隠れするようにも。たまに筆者と口げんかになることもあるのですが、大きな波風が立つようなこともなく、比較的穏やかな性格に育ってくれているようです。夫とも仲良く過ごしてくれているので、親子関係は良好だと思っています。
中学生になってクラブ活動に忙しくなった長女は、下校が遅くなりました。夏場の日が長い時期には夕飯直前になるようなことも。その後は宿題だったりテスト勉強だったりで、なかなか小学生時代のように姉妹で一緒に遊ぶことができなくなってきています。
1人で遊ぶしかなく、少し前までつまらなさそうにしていた次女ですが、彼女もまた少し成長したのでしょうか。最近では長女の好きなアイドルグループへ同じように興味を持ち、共通の話題で盛り上がるようにもなってきました。
アイドルの話で盛り上がったり、2人で仲良く歌を口ずさんだりしているのは女の子ならではかもしれません。騒がしいこともありますが、楽しそうにしている子どもたちを見ているのは、親として喜ばしい時間でもありますね。
姉妹のようすを紹介
家族というのは、子どもにとって最初に触れる社会でもありますよね。家族との関係が、その後の人間関係の基本ともなりえると考え、子どもとの関係を大事に育んでいるパパやママもいると思います。
これから2人目、3人目の子どもが生まれるというようなお家では、きょうだいの関係も気になるという方がいるかもしれません。家庭によっていろいろなきょうだいの形がありますが、わが家の姉妹もその一つの例として、紹介してみたいと思います。
わが家の姉妹はこんな感じです
仲良くしていたりときにはけんかもしたり。日ごと、時間ごとに関係性の変わる子どもたちですが、そんな彼女らの関わりかたも、成長に従って少しずつ形を変えてきているようです。
わが家の姉妹のようすを、年代ごとに分けて紹介していきます。
もっとも仲良く過ごした赤ちゃん時代
次女が生まれたのは長女が3歳の頃でした。幼稚園から帰ってくると、ベビーベッドに近寄って顔をのぞきこんでみたり、ミルクや離乳食をあげるのを手伝ってくれたり。長女は自分より小さい存在を、大事に大事にしてくれていました。
次女が少し大きくなってくると、おもちゃを使って一緒に遊べるのも楽しくなったようです。並んで座って、まだ言葉の分からない次女にあれやこれやと説明しながら、人形や積み木などで遊んでいたのが思い出されます。
長女にとっても、この頃の次女が一番扱いやすかったのかもしれません。絵本を読んであげたり、幼稚園で覚えてきた手遊びを披露したりと、それこそ幼稚園の先生のように、かいがいしく妹の世話をする長女と、お姉ちゃんのまねをしてご満悦な次女。
次女が2歳になる頃までは、姉妹の間が最も平和な時期だったように思います。
幼児から小学生のころにはけんかが目立った
2歳のころに突入したイヤイヤ期。この時期の次女は何をするにも反抗的で、性格的に穏やかな長女もお手上げ状態になってしまいました。
おもちゃを取り合ったり、お父さんのひざを取り合ったりとまだまだがまんを覚えていない幼児に怖いものはありません。負けずに怒り返してはいるものの、最終的には一歩引いて譲るのが長女になってしまうことが多かったので、意識してフォローをした時期でもあります。
小学生くらいになってくると遊び方も少しずつ変わってきて、次女の遊びに長女が付き合ってくれることが少なくなってきました。お姉ちゃんが遊んでくれず不満を抱く次女と、自分の遊びがしたい長女の間でけんかが勃発。
次女が2歳くらいから小学校低学年のころまでは、毎日のようにぶつかり合っていました。とはいえ、けんかをしてもいつのまにか仲直り。すぐにケロッとして一緒に遊んでいるのは、まさにきょうだいならではの光景かもしれません。
趣味が近くなり、また仲良くなってきた最近の2人
現在中学生の長女は今、お友だちの影響もありアイドルグループに夢中です。部屋でも車の中でもCDを聞き、彼らの歌を口ずさむ毎日。一緒に過ごすうちに次女も完全にその歌を覚えてしまい、今では2人で合唱するように。
おもちゃで遊ぶことも減った次女は、お姉ちゃんおすすめの漫画やおさがりの文庫本などを読むようにもなり、また共通の話題が増えてきました。
筆者自身にも妹がいるのですが、同じものを好きになれるというのも同性のきょうだいならではなのかなという気がします。大人になっていく過程では趣味が異なることもあるでしょうが、それを認めつつ、いつまでも共通の話題で盛り上がれるようになってくれれば良いなと思います。
お互いに相手のことを一番理解できるのも、きょうだいという関係なのではないでしょうか。
姉妹はここが良い!メリットを紹介
姉妹に限ったことではありませんが、同性きょうだいのメリットとはどのようなことが挙げられるのでしょうか?筆者自身が特に感じているメリットを紹介します。
洋服・用具がおさがりしやすい
同性きょうだいのメリットとしてまず思い浮かぶのが、洋服などをおさがりにしやすい点ではないでしょうか。わが家の娘たちは同じ幼稚園へ通ったのですが、ちょうど3年開いており、制服や用具などおさがりにできるものが多く、経済的に助かったということがあります。
育児経験が生かせる
また、上の子どもを育てた経験を下の子どもの育児に活かせるというのも、同性きょうだいの有利な点だと思います。
長女のときにはまいってしまった泣き声も、次女の育児ではわりと平気に。長女に比べて何かと放っておかれた次女ですが、筆者としてもその距離感を保てるようになったのが、まさに経験のなせるわざだなと思いました。
きょうだい一緒に楽しめる
姉妹で良かったなと一番に感じるのは、お互いが良い遊び相手になってくれるということ。長女がお手本になってくれることで、次女の成長がぐんと促された面もあるのではないかと思います。長女も妹の相手をすることで、年下の相手への気遣いなどが自然と身についていったのではないでしょうか。
またおもちゃも共通で使えることが多いので、同じシリーズの人形やグッズを2人で協力して集めるなど、遊びを深めることができたのもよかったと思えることの一つです。
良いことも苦労したことも、今につながる経験に
子どもが2人以上になると、兄や姉、妹や弟と、家庭内で親子以外の関係性を築くことで一人っ子とはまた違う育ち方をすることになり、親としてもそれぞれの子どもにどう接するか迷うことも増えるかもしれません。
それでも、今回紹介したように、上の子の子育て経験を下の子の育児に活かせることや、洋服や道具などをおさがりとして使いまわせるのは、きょうだいがいることの大きなメリットと言えるでしょう。
特に姉妹の場合は、上の子が下の子を慈しみ世話をし、下の子は上の子の良いところをお手本にするなど、親にとっても助かることがたくさんあるのが、良いところではないでしょうか。
2人目の女の子を産んで姉妹の子育てをすることに不安がある方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。