シングルマザーってどんな生活?
母親と子供だけの生活って、楽しそうに見えて実は大変です。
毎日仕事して疲れて帰っても育児が待っています。育児が一段落すれば、今度は家事!手伝ってくれる人は誰もいません。
実家に住んでいる人は家族が手伝ってはくれますが、そうでない人は全部自分でやらなければいけません。私は両方経験しました。
シングルになったら、できれば家族と一緒に暮らすのが私はよいと思います。ここでは、子供と2人で暮らしていた日々のお話をします。
私がシングルマザーを決意した理由
妊娠中から考えて考え抜いた結論でした。
最初は家族が反対していたので、我慢していました。ですが、ある時きっかけがあって家族が賛成してくれたので、その勢いで離婚しました。
最初はいけるだろうと思ってシングルマザーになりましたが、いざなってみる非常に大変でした。
シングルマザーの平均月収は15万円!手当は?
厚生労働省が発表した「平成28年度 全国ひとり親世帯等調査結果の概要」によると、平成27年のシングルマザーの平均月収は16.6万円(年収200万円)となっています。
この金額にプラスされる手当は下記の通りです。
児童手当
それに、国からもらえる「児童手当」がプラスされます。これは、シングルマザーでなくても子供がいる世帯ならもらえる手当ですね!(所得制限があります)
児童手当は毎年2月、6月、10月に支払われます。
児童扶養手当
児童扶養手当。これは片親世帯がもらえる手当です。
収入によって金額が変わってしまいますが、満額で42,500円です。収入が多い場合は、この金額が減っていきます。
毎年4月、8月、12月の年3回支給されます。
養育費
これは、離婚した夫から貰う、子育てに必要な費用のことを指します。私はもらっていませんでした。
- 厚生労働省「平成 28 年度 全国ひとり親世帯等調査結果の概要 」(https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11923000-Kodomokateikyoku-Kateifukishika/0000188136.pdf,2018年12月21日最終閲覧)
- 内閣府「児童手当制度の概要」(https://www8.cao.go.jp/shoushi/jidouteate/gaiyou.html,2018年12月21日最終閲覧)
- 港区役所「児童扶養手当」(https://www.city.minato.tokyo.jp/kodomokyufu/kodomo/kate/teate/jidofuyo.html,2018年12月21日最終閲覧)
- 家庭問題情報センター「養育費のこと」(http://www.youikuhi-soudan.jp/youikuhi.html,2018年12月21日最終閲覧)
シングルマザーとして大変だったこと
やはり、アルバイトで収入が手取り12万だった私にとって、養育費もないし生活は大変でした。公営住宅も空きがなかったので、申し込みはしませんでした。
今となっては、申し込みしておけばよかったと後悔しています…。毎日、お金と睨めっこしながら生活していました。
支払いができず、今では支払い貧乏になっています。
1.シングルマザーの仕事
離婚する前か仕事をしていた人にとっては就活は必要ないかもしれませんが、離婚してから仕事を探すと就職はとても難しいです。
資格がある人は資格を活かした職業に就けると思いますが、私は資格がなかったので就職は出来ませんでした。
面接に行くと必ず聞かれるのが、「子供が熱を出したり体調が悪くなったりして保育園から電話が来たらどうしますか?」この言葉でした。
私は子供と2人で生活をしていたため「迎えにいきます」と答えるしかありませんでした。「保育園のお迎えがあるから残業は出来ません。保育園から電話がきたら早退します。」これではどこも雇ってはくれませんでした。
だから、私はなるべく時給のいいパチンコ屋でバイトをしてきました。
2.やはりついてくるのが偏見の目
一時期、週一回だけ遅番の仕事に行っていた時がありました。当時、子供は3歳。夜は姉の家に預けて働いていました。
子供は、週一の夜母親がいない日の寂しさから保育園で荒れてしまっていました。仕事ではストレスが溜まり、保育園では子供の事で先生からいろいろと言われ、家では子供が言う事を聞かない。
ぐちを言いたくなっても家には子供と2人きり。私のストレスは溜まる一方で、子供にも当たってしまうことがありました。
そんな時に保育園で先生に「お母さん。一人で子育てするのには限界がありますよ」と言われました。悔しくて、家で泣いてしまった時もありました。
シングルマザーの家庭が増えてきている世の中ですが、やはり偏見の目は付き物だと感じました。そんな子供も新しい父親になる人と出会ってだんだん落ち着いてきて、今では優しい子になりました。
3.子供との時間がなかなか取れなかった
毎日仕事、帰ってからは家事となると子供との時間はご飯とお風呂の時間しかありませんでした。やはり、子供には寂しい思いをさせてしまっていました。
なので、一人遊びが上手な子供になりました。寂しくても、子供は文句の一つも言わずにいてくれたので、今では申し訳ない気持ちでいっぱいです。
もちろん、父親を催促する言葉もありました。
シングルマザーになって嬉しかったこと
シングルマザーとして頑張ってきて、嬉しかった事ももちろんありました!それは子供に「ママ、今まで僕のためにお仕事頑張ってくれてありがとう」と言われたことです!
きつく怒ってしまったこともあったのに子供はちゃんと見てくれていたのがわかって、すごく嬉しい言葉でした。頑張ってきてよかったと思いました。
その言葉だけで、これからも頑張ろうという気持ちになれました。子供はちゃんと見ていて、一番母親を評価してくれます!
他にも、私が5年間シングルマザーとして生活してきて嬉しかった事をいくつかご紹介します。
1.子供が母親に優しい子供になった
今ではすっかり優しい子供になりました。友達とはトラブルもあったけど、なぜか母親には優しいです!私が疲れていると、「ママ!休んで!」と言ってくれます。
お手伝いも自分から進んでやってくれて、とても優しい子供になりました。
2.たまには食事も適当ができる
夫がいたら、どんなに疲れていてもご飯は作らないといけないという方もいるかもしれません。
しかし、子供と2人だと週に1回はさぼる日を作ったりしても、誰も怒る人がいないのでそういう面ではとても楽でした。
たまには休まないとやってられません!
3.夜は一人の時間が取れる
たまには一人になりたいときもありますよね。
でも、 夫がいるとなかなか一人の時間が作れないことも…。子供と2人で生活すると夜は一人で好きなことをやるなど、一人の時間がたっぷり取れます!
一人で好きなことをやってリフレッシュ!
大変だけど、子供との絆は強くなる気がするシングルマザー
シングルマザーはすごく大変です!
よく友達から離婚の相談を受けるのですが私はお勧めしません。ですが、反対もしません。なぜなら、夫婦の関係が良くないのに夫婦を続けても誰も幸せにはなれないと思うからです。
男の子のママさんなら、男の子は母親を守ろうとしてくれます!子供との絆は間違いなく強くなると私は思います!
実際、私の子供は私にべったりで「ありがとう!」とよく言ってくれるし、私の心配をしてくれます。大変だけど母親には優しい子供に育つのは間違いないと思います!
これからシングルマザーになろうとしている方!準備はきちんとしてから離婚するのをお勧めします!たくさん辛い思いをするかもしれません!ですが、子供はちゃんと見ています!
子供の為に頑張りましょう。