シングルマザーの実際の声を調査
「キッズライン」とは、オンラインでベビーシッターの手配ができるベビーシッターマッチングサービスです。今回、キッズラインではシングルマザー&ファーザーを応援するという企画のもと「シングルマザーの実態調査」を実施し、その結果を発表しました。
忙しそう、子育ても一層大変そうな印象を持つこともあるシングルマザーですが、実際にその生活を経験した人はどのように感じているのでしょうか。さまざまな立場のシングルマザーから声が集まりました。
調査概要
- 調査期間:2018年6月6日~6月30日
- 調査対象:シングルマザー63名
- 雇用形態:正社員:47.6% アルバイト・パート:12.7% 会社役員:9.5% フリーランス7.9% 契約社員:6.3% その他 16%
- 収入分布:300万円未満:36.5% 300万〜400万:22.2% 400〜500万:20.6% 500〜700万:9.5% 700万以上:11.1%
- 調査方法:インターネット調査
シングルマザーの本音
アンケートの質問は「今幸せだと思うか?」「シングルマザーでよかったこと」「シングルマザーで大変だと思うこと」「再婚願望はあるか?」といったものでした。全体的に、現在の状況に関し満足感を問うものになっているようです。
シングルマザーの皆さんはどのような考えを持っているのか、本音をのぞける結果となっているでしょうか。
今、幸せだと答えた人は95.8%
「現在あなたは幸せだと思いますか?」という質問に対し、実に95.8%の方がYESと答える結果となりました。
最近では「選択的シングルマザー」という言葉も話題になるほど。パートナーがいないと苦労が多いのではと想像しがちですが、自ら決断し子育てする人生を「幸せ」と受け止めているシングルマザーの方は多いようです。
シングルマザーになって一番の良かった変化は「自由度」
「シングルマザーになってよかったことはなんですか?」という問いに対する回答では、「精神的に楽な生活ができるようになった」(71.4%)というものが1位に。以下のランキングを見ても旦那さんの要求からの解放、教育方針の自由、お金の使い方に対する自由といった答えが続いています。前項目の「幸福度」には「自由度」が影響していることがうかがえる結果となっているのではないでしょうか。
さらに「自分がたくましくなった」「子供との思い出がたくさんふえた」など、自分の強さや子供との絆の深まりを「よかったこと」としてあげる方も。すべてを自分で判断できるという点では自由ですが、責任も伴うもの。目の前のことを一つ一つ乗り越えていくことで、いつの間にか何でもできている自分に気づく。シングルマザーになったことが、新たな自分を見つけるきっかけとなったのかもしれませんね。
経済的困難さのイメージと裏腹に、悩みのトップは「子育ての手助け」「時間」
シングルマザーで大変だなと思うことでは「子育ての手が足りない」との声が65.1%でトップに。さらに「仕事があるため、子供とすごす時間が少ない」「力仕事など、マンパワーが足りないと感じる時がある」という意見が続きます。
一般的な統計データでは、ひとり親家庭の貧困率に注目が集まりがちですが、実際には「子育ての手助け」や「絶対的な時間量」が足りないという実態があり、その結果として経済的な困難につながっているのではないかとも推測しました。
しかし、回答された方の中には、裕福ではないながらも貧困とまでは言えないという声もあり、シングルマザーであることが必ずしも貧困に結びつくものではないということが、調査結果からもうかがえます。
再婚願望は、ほぼ半数で分かれる結果に
「再婚願望はありますか?」との質問では、「ある」が49.2%「ない」が50.8%と意見がほぼ半数に分かれました。
このままシングルマザーとして自立した子育てを楽しむ道もあり、新たなパートナーに希望を見いだすという道もあり。さまざまな考え方が支持される現代では、結婚や子育てにも決まった答えはないというリアルな実態が反映された結果となっています。
ママたちは強くたくましく
今回の調査で集められた声を見ると、回答者の皆さんには前向きに自立した生活を楽しみ、子供との絆も強く感じている人が多いという印象を受けました。シングルマザーと聞くと大変そうという印象が最初に浮かんでしまう筆者としては、思い込みで考えていた部分もあり、自分の考えを反省する機会にもなりました。
シングルでもパートナーがいても、多くのママたちは強く立派に子育てを頑張っています。ママの苦労は共通する部分もきっとたくさんあるはず。お互いに応援し合う関係になれるといいですね。
ベビーシッターサービスのキッズラインでは、全国のシングルマザー1万人とその応援者全員にキッズライン無料体験(最大5000円分)をプレゼントするキャンペーンを行っています。「ベビーシッター初回無料券」はママリでもクーポンで扱っていますので、この機会にぜひご覧になってみてください。