妊娠中の服装の悩みといえば…
現在妊娠中の方やかつて妊婦だった方、妊娠中に自分自身が着る洋服についての悩みや不満はありましたか?
おなかが大きくなってくる前は手持ちの洋服で問題なかったのが、だんだんと大きくなるにつれどうしても無理が生じ、マタニティ用の服を買わなくちゃ…と思った方が多いのではないでしょうか。
筆者自身、妊娠中不便だったり不満に思ったりしたのが、マタニティウェアを売っているお店が少なく、かつ選べるアイテムも少なかったことと「いかにも妊婦です!」といったデザインの洋服が意外と多かったことでした。
行き慣れているお店にマタニティシリーズが置いてあったら楽なのに…もっとおしゃれなデザインがあって、おなかが大きくてもコーディネートを楽しめたらな…とよく思っていました。
アンケートにもプレママ&ママたちの切実な声が
2016年9月に、ユニクロの商品購入者を対象に実施した「KIDSマタニティアンケート(回答者合計8,962名)」にもプレママ&ママたちの切実な声が届きました。
マタニティウェアは長くても着る期間は半年ほど。それなのにその作りの特徴ゆえか意外と値段が高いものが多く、「リーズナブルな価格で抑えられたら助かる」という意見には思わず共感してしまいました。
また、マタニティデニムはおなか回りをゆったりさせることを優先させるためか、全体的にだぼっとしたものが多い印象があり、筆者も実際に試着して実感しました。
アンケートの声にもありますが、おなか回りはゆったりしていてもよいけれど、それ以外の部分(太ももから足先にかけて)はもう少し細身に見えるデザインがあれば…と、筆者自身も思いながら仕方なく選んだ記憶があります。
妊娠中の服装はどんな点を注意する?産婦人科の先生に聞きました
専門家である産婦人科医の立場から見ると、妊娠中の服装はどのような点が重要なのでしょうか。
よしかた産婦人科副院長である善方裕美先生は下記のようにおっしゃっています。
妊娠期に特に注意しなければいけないのは年間通して、“冷え対策”。特に腰やお腹を冷やさないように心がけることが大切です。また、ホルモンの影響もあり不安な気持ちにもなりやすいと言われています。そんな妊娠中の悩みをファッションでも和らげてみてはいかがでしょうか。
マタニティ用のボトムスは構造上、腰やお腹を柔らかい素材ですっぽりカバーするので腰やお腹を冷えから守ってくれるだけでなく、お腹を包み込むことが妊婦さんの安心感にもつながると考えられています。
妊娠中はプロラクチン(子育てホルモン)が徐々に上がり、本能的にお腹を守ろうとするので、カバーされる安心感は大切です。また、日々体形が変化していく中で生まれる服装の悩みも解決してくれます。
自分の身体にぴったり合ったマタニティウェアを身につけることで、より安心しながら快適に妊娠生活を過ごすことができるのではないでしょうか。 ※1
検証!マタニティジーンズと普通のジーンズでは見た目に大きな差が
短い期間のためだけに値段が高いマタニティウェアやマタニティデニムを買うなら、大きいサイズのアイテムやメンズ物を買って着よう!という方もいるかと思いますが、実際は見た目やシルエットにどの程度違いが出るのでしょうか?
今回はユニクロで販売されている『マタニティウルトラストレッチジーンズ』のSサイズと、妊娠期の腹囲71センチを想定し、『ユニクロウィメンズ ウルトラストレッチジーンズ』の28インチ(71センチ)をはき比べ、さまざまな角度からの見た目を検証してみました。
違いその① おなかと腰回りの安心感、安定感
『マタニティウルトラストレッチジーンズ』はおなかと腰をすっぽりおおうウエストリブ付き。しっかりフィットするので、冷えを防ぐだけでなく安心感や安定感もあります。
一方、『ウルトラストレッチジーンズ』自体はくことは可能なものの、おなかや腰回りをおおう布がないために冷えやすい状態に。また、おなかの下でボタンをとめるようになるので、腰などを痛める締め付けの原因になってしまう恐れがあります。
違いその② 全体的なサイズ感
『マタニティウルトラストレッチジーンズ』は展開サイズがXS~XXLと豊富なので、自分に合うサイズを選び出すことができ、無理なくはくことが可能です。
それに対し、『ウルトラストレッチジーンズ』はサイズを上げると太もも・ふくらはぎ部分まで全体的にゆったりとしてしまうため、スキニー感を活かしきれずだぼついた見た目に。
マタニティジーンズは、おなか回りや腰などの妊娠時もっともサイズが変わりやすい部分をゆるめながらも、無理なくスキニースタイルを楽しむことができます。
違いその③ 手持ちの服との合わせやすさ
スキニージーンズは適度なぴったり感を出すことで、シルエットもきれいに魅せられます。
マタニティジーンズと普通のジーンズをはいたお尻回りの写真を比較してみると、普通のジーンズは妊娠中のおなかのサイズに合わせてウエストサイズを選んでしまっているため、スキニー感を感じないだぼっとした見た目に。
普段からジャストサイズ、流行のビッグサイズのトップスを良く着る方は、下半身をすっきりとした細身のパンツで合わせた方が、手持ちの服を妊娠中も着られるためコーディネートの幅が広がります。
シルエットがきれいに見えるマタニティジーンズを1本持っておいた方が、実はコスパよく妊娠中のおしゃれを楽しめるといえますね。
スタイリストさん太鼓判!オフィスコーデにもマタニティウェアは大活躍
妊娠が分かってからも産休に入るまで仕事を頑張る!とう方にもマタニティウェアはおすすめです。スタイリストの小笠原吉恵さんがおすすめのコーディネートを紹介してくれました。
今回使用したアイテムは、ユニクロの『マタニティレギンスパンツ』。しっかりとした風合いの生地なので、オフィスシーンにふさわしいモノトーン、ベージュなどを選べば違和感はありません。
きれいなシルエットのためジャケットと合わせてもさまになり、また太もも周りなどに余計なもたつきもないので、腰丈トップスとのコーデもぴったり。
まとまりのあるオフィスファッションにしあげつつも、おなか回りは締めつけ感なく楽に着られるので、圧迫感やむくみの心配も少なく済みます。流行のフラットシューズを合わせればばっちりですね。
使用した商品その1 ※すべて税抜き価格
- ケーブルクルーネックセーター:2,990円 ※写真はメンズ商品 ※イネス・ド・ラ・フレサンジュとのコラボ商品
- マフラー:2,990円
- マタニティウルトラストレッチジーンズ(S/66BLUE):3,990円
- バレエシューズ(エナメル):2,990円
オフィスコーデ紹介写真に着用したアイテム ※すべて税抜き
- レーヨンエアリーTブラウス:1,990円
- マタニティレギンスパンツ:2,990円
- マタニティレギンスパンツ:1,990円
- バレエシューズ(エナメル):2,990円
妊娠中もマタニティボトムスを使っておしゃれを楽しもう
妊娠中は体のサイズがアップしてしまうので、ある程度洋服の選択肢が狭まってしまうのは仕方のないことではあります。ですが、自分の体型にしっくりくるマタニティボトムスを持っておくだけで、妊娠前の洋服を取り入れながらスタイリッシュに着こなしを楽しめますよ。
ユニクロのマタニティボトムスは、アンケートに寄せられた意見を参考にしながら作られた、お財布にもママの体にも優しいアイテムです。カラーバリエーションやサイズも豊富なので、ぴったりの1本を探し出せますよ。
普段の洋服を楽しみながら選ぶように、マタニティボトムスも選んでみませんか?ぜひマタニティボトムスを使っておしゃれを楽しんでくださいね。