貯金の習慣をつけるには目標をはっきりさせることが重要
金融広報中央委員会の調査によると、預貯金など金融資産を持っていない世帯(二人以上の世帯)の割合は20代で45.3%、30代で31%、40代で35%にのぼります。
20代後半から30代、そして40代は、結婚や出産といったライフイベントが集中して支出が増える時期。そんな中、貯金がないのは仕方ないのかもしれません。
しかし結婚・出産の後、多くの家庭では、子供の教育費やマイホーム購入などの出費が控えています。いざ出費が発生したとき、貯金がないために希望が叶えられない…そのような事態は避けたいものですよね。
自分たちの未来のためには目標意識を持ち、貯金に取り組むことが大切です。
- 金融広報中央委員会「「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査](2016年)」(https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari/2016/pdf/yoronf16.pdf,2018年3月28日最終閲覧)
貯金初心者におすすめの目標額は「100万円」
お金を貯めようと思ったとき、ライフプランにもとづいて目標額を設定するのが理想です。教育費やマイホームの頭金、老後資金など、何にいくら、いつまでに必要なのかを考えた上で貯金のプランを立てるわけです。
しかし、これから子供が生まれる、あるいはまだ子供が幼いうちはライフプランが定まりにくいもの。将来、教育費がどれくらい必要なのかの見通しを立てるのは難しいでしょう。「オール公立で」などと考えていても、実際にその通りにはならないこともあるでしょう。
貯金ゼロから習慣をつけたい、けれど明確にいくら貯めればよいかわからない。そんな方におすすめなのが「100万円」という金額です。