第1回東京23区行政サービス総選挙子育て大賞が発表されました
東京23区内で利用可能な行政制度や公共サービスをお知らせするスマートフォンアプリ「ほじょナビ」を運営する「一般社団法人 みんなで作る良い行政サービス協会」が開催した、「みんなで選ぶ! 第1回 東京23区行政サービス総選挙 子育て大賞」の投票結果が先日発表となりました。
東京23区内の各自治体が子育てに関して独自に実施、または他の自治体と比較して積極的に取り組んでいる行政サービスの中から同協会が独自に選出し、全国の幅広い年代の方に投票してもらい表彰することで、自治体の日頃の取り組みについてより広く興味・関心を持ってもらうことを目的に開催されました。
どの自治体のどのようなサービスがママ世代をはじめ、各年代の方々から評価を得たのでしょうか?詳しく見ていきたいと思います。
投票概要
- 投票者対象:全国47都道府県の10代~70代以上の方(男女)
- 投票期間:2018年2月15日(木)~3月8日(木)
- 投票方法:インターネット投票/得票数:1868票
- 投票告知・結果発表ホームページ:https://www.hojonavi.jp/senkyo/
「東京23区行政サービス総選挙子育て大賞」結果発表とその内容とは
ここからは今回の「東京23区行政サービス総選挙子育て大賞」の上位結果とサービスの内容を紹介します。
どれもさまざまな角度から子供や家庭を支えようとする自治体の想いが詰まっており、筆者もこのサービスを受けてみたいと感心するものばかりでした。
これから東京23区内に引っ越しを考えている、子供を生みたいと考えている方は各自治体の取り組み知っておくと後々便利ですので、ぜひチェックしてみると良いと思います。
総合1位 江戸川区「乳児養育手当(ゼロ歳児)」
江戸川区独自の制度で、国から支給される児童手当とは別に生まれてから1歳の誕生日を迎える前月まで毎月1万3000円を支給する事業・制度です。※所得制限あり
赤ちゃんにとって1番大事な時期を保育に専念してもらいたい、という考えをもとに行われている経済支援となっています。
総合2位 杉並区「無償の子育て応援券」
日中家にいることが多い、生まれたばかりから2歳以下の子供がいる家庭が、地域とつながるきっかけとなるような制度が無償の子育て応援券です。区が承認したサービスが利用できる無償応援券やゆりかご券を配布する事業・制度となっています。
ゆりかご券は妊娠時に1万円分、無償応援券は出生時に2万円分、0歳~2歳には単子世帯か多子世帯かで配布金額が変わりますが2万円分または2万5000円分受け取れます。
受け取るには、保護者と出生児を除く子供が3ヶ月以上区内に在住していることが条件となります。
総合3位 千代田区「高校生等医療費助成制度」
高校生までの年齢にあたる子供の医療費の助成が受けられる事業・制度です。高校に通っていなくても対象になります。
申請をすると医療証が発行され、医療証は千代田区内の医療機関、東京都柔道整復師会千代田・中央支部に加入している、千代田区内の整骨院等で利用が可能となっています。
その他のノミネート地域サービス一覧(地区名・五十音順)
ここからは惜しくも上位にランクインしなかったものの、ノミネートされたその他東京23区内各自治体の行政サービスを紹介します。
なかには「どんなサービスなのだろう?」と気になるようなネーミングのものもあり、興味がわきます。
もし友人や兄弟などが住んでいる区がある場合は、どんなサービスなのか聞いてみるのもよいかもしれませんね。
- 〈足立区〉あだち子育て応援隊(子育てホームサポート事業)
- 〈荒川区〉あらかわキッズ・マザーズコール24
- 〈板橋区〉区立住宅 新婚・子育て支援制度
- 〈大田区〉大田区 奨学金給付制度
- 〈葛飾区〉三人乗り自転車購入費助成事業
- 〈北区〉子育て応援団事業
- 〈江東区〉KOTOハッピー子育てトレーニング講座(はぴトレ)
- 〈品川区〉すまいるスクール
- 〈渋谷区〉ハッピーマザー出産助成金
- 〈新宿区〉子育てファミリー世帯居住支援(転入転居助成)
- 〈墨田区〉保育コンシェルジュ
- 〈世田谷区〉危機回避プログラム「初めてのいってきます!」
- 〈台東区〉にぎやか家庭応援プラン
- 〈中央区〉子育て交流サロン「あかちゃん天国」
- 〈豊島区〉ゆりかご・としま事業(ご出産された方)
- 〈中野区〉ファミリー・サポート事業(病児保育も実施)
- 〈練馬区〉第3子誕生祝金
- 〈文京区〉「こども宅食」プロジェクト
- 〈港区〉港区の出産費用の助成
- 〈目黒区〉子ども相談室「めぐろ はあとねっと」
※各サービスの詳細は下記のホームページから確認が可能です。
受けられる行政サービスを上手に活用しましょう
もしかしたら「今現在住んでいる自治体の取り組みを知らなかった…」という方もいたかもしれませんね。
多忙ゆえ役所や自治体の取り組みに関心が低くなりがちな子育て世代。ですが、実は妊娠中、子供、子育て家庭に対してのサポートが手厚い自治体はかなり多く存在するので、これから自分や子供が受けられるサービスや開始時期、またサービスを受けたいときに必要になるものなどは知っておいて損はありません。
「広報誌や自治体のホームページをゆっくり見る暇がない…」という場合は、東京23区内で利用可能な行政制度や公共サービスをお知らせするスマートフォンアプリ「ほじょナビ」を利用してみるのも一つの手段です。
生年月日やお住まいの23区などを登録をするだけで、住んでいる自治体の行政サービス一覧がわかりやすく表示されるのでおすすめですよ。
ぜひ皆さんも便利な行政サポートを上手に活用し、無理のない子育て生活を送ってみてくださいね。