1. トップ
  2. マネー
  3. 家計・生活費
  4. わが家の年収でマイホームは買える?いくらの物件なら買える?

監修:鈴木さや子

わが家の年収でマイホームは買える?いくらの物件なら買える?

マイホーム購入を考えたとき、気になるのが「わが家の年収でも買えるのか」ということ。「物件価格は年収の5倍まで」という話も聞きます。しかし、そもそも家を買えるか否か、そしていくらの物件なら買えるかは、年収だけでは決まりません。むしろ他の条件を満たしていれば、いまの年収でも無理なくマイホームを購入する方法はあるのです。その方法をファイナンシャルプランナーが教えます。

プレミアム記事

PIXTA

マイホームを買えるかどうかは年収だけでは決まらない

マイホームを買えるか買えないかの分かれ道は何だと思いますか?「年収」と思ったかもしれませんが、実はもっと大事なことがあるのです。それは「返済プラン」です。

マイホームを買うにあたり、多くの方が住宅ローンを組みます。年収に応じて借り入れできる額が変わるので、年収の高いほうが有利だと思われがちです。しかし、「借り入れができる力」と「返済ができる力」は全く別のものです。

無理のない返済プランを立てることのほうが大事

住宅ローンの返済が始まると、毎月一定額が口座から引き落とされていきます。賃貸物件の家賃と同じだと思うかもしれませんが、両者には決定的な違いがあります。

賃貸物件なら、「今の家賃だと高いな」と思ったらもっと安いところに引っ越せばよいでしょう。一方マイホームの場合、毎月決められたローン返済額を数十年にわたって返済し続けなければなりません。「今の年収がいくらあるか」よりも「無理なく返済し続けられるか」が重要です。

「無理なく返済し続けられるか」は、住宅ローンの返済プランの立て方で決まります。返済プランが適切であれば、現在の年収だけにとらわれることなくマイホームを持つことができるのです。

返済プランを立てるにはライフプランシートから

ライフプラン表 PIXTA

住宅ローンの返済プランを立てるには、まずライフプランシートを作成します。

ライフプランシートとはいわば「お金の未来年表」。収入、支出、貯蓄残高、これからかなえたいライフイベント(住宅購入や家族旅行、車の購入、子供の進学など)と必要な金額を書き込んで、一覧で確認できる状態にしたものです。

ライフプランシートを作成すると、これから先、いつの時点でどれくらいのお金がかかりうるかが見えてきます。

すると、いま組もうとしている住宅ローン総額や毎月の返済額に対して、「いま支払えるか」だけでなく「将来にわたって生活が困窮することなく支払えるか」という観点も持つことができます。

そしてその結果、わが家にとって無理のない返済可能額と返済期間、つまり返済プランが見えてきます。

「わが家が買える物件価格」を考える二つのポイント

プレミアム記事を読むには?
この記事の続きは、アプリをダウンロードしてママリプレミアム(月額400円)に登録するとお読みいただけます。
アプリをダウンロードする
プレミアム記事が今なら7日間無料

記事の監修

鈴木さや子

毎日を笑顔で過ごすために、生活に役立つお金の情報やキャリアの考え方を、セミナーや雑誌のコラム、ブログ、Facebookなどを通じて発信。保険や金融商品などを一切販売しないFPとして活動しています。専門は教育費・ライフプラン・マネー&キャリア教育・確定拠出年金。
企業研修や一般消費者向けセミナー以外に、児童館・幼稚園・小中学校などの講演・ワークショップなど、保護者や、親子向けイベントもしています。高校生・中学生の母。

おすすめ記事

「年収」「マイホーム」 についてもっと詳しく知る

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧