胎児ネーム、つけていますか?
性別が分かるまでは名前を決めることもできないため、おなかの子に何と呼びかけたら良いものか悩みますよね。妊娠が分かると、「胎児ネーム」で赤ちゃんに話しかけているというママやパパもいます。
最近耳にするようになった、この「胎児ネーム」という呼び方。皆さんはどうしていますか?ママリにもこのような投稿がありました。
日々大きくなってくるおなかをなでながら、赤ちゃんと会える日を楽しみに過ごす大切な時間、たくさん話しかけてあげたいですよね。
そういうときに呼びかけるための名前があると、親近感が湧いたり、親になる実感が湧いてきたりと「胎児ネーム」ならではの幸せを味わえることもあるようです。
「胎児ネーム」に関するアンケートをもとに、パパ・ママたちの呼び方と名付けについての意識の変化を見てみましょう。
調査概要
- 調査期間:2018年12月27日~2019年1月6日
- 調査対象者:「ミキハウスベビークラブ」会員のうち、お子さんのいる方、現在妊娠中の方
- 調査エリア:全国
- 調査方法:会員向けインターネット調査
- 有効回答数:5086名
- ミキハウス「出産準備サイト「キラキラネーム」はもはや普通? 平成最後の名づけ調査でわかったママ・パパの名づけ事情」(https://baby.mikihouse.co.jp/information/post-11344.html?readmore=1,2019年3月29日最終閲覧)
「胎児ネーム」で、生まれる前から愛情を伝えたい
赤ちゃんがおなかにいる間だけのニックネームで呼ぶことは今に始まったことではありませんが、最近は「胎児ネーム」として知られるようになり、より身近に意識するようになってきました。
パパとママだけの特別な呼び方だったのが、最近はそれぞれの家族や友人たちも一緒に呼びかけるのに「胎児ネーム」が使われるケースもあるようで、より広まったという印象でしょうか。
ミキハウスのアンケート調査から、最近の傾向を見てみましょう。
胎児ネームの認知度は上昇中
この一年で「胎児ネームを知っていた」というママ・パパは5.5%増加し76%に。「胎児ネーム」というネーミングそのものの知名度が上がっているのがわかります。
その一方で、胎児ネームを知っているけど、あえてつけなかったという声もあるようです。パパとママ、それぞれの赤ちゃんとのかかわり方にも時代と共に変化があるのかもしれませんね。
少数派ながら、そのまま名前になるケースも
「胎児ネーム」胎児ネームと実際につけた名前とが異なる」との回答が80%以上ですが、わずかながら「そのまま名前にした」「実際の名前は別だが関係している」との回答もあります。
胎児ネームで呼びかけながら名前を考えている、幸せそうな姿が目に浮かびますね。
みんなの「胎児ネーム」を教えて! ママリで寄せられた声を紹介
赤ちゃんの「胎児ネーム」について、ママリに寄せられたママたちの声を紹介します。
どれも幸せな気持ちになるほっこりエピソードばかりですよ。
シンプルに
性別がわかるまでは筆者も同じように呼んでいました。家族も友人たちも一緒になって「ベイビー、早く出ておいで~」と声をかけてくれて、初めての出産の不安が軽くなったように感じました。
胎児ネームには、赤ちゃんを迎える心の準備をサポートする力もあるのかもしれませんね。
とにかくかわいくて
かわいらしくて良いですね。妊娠初期は小さな白いものがピクピク動いていて、それが少しずつ人の形になっていく不思議…本当にかわいくて愛しくて、でもいまいち実感が湧かなくて。
名前も浮かばないくらい小さなときは「おちび」、ピッタリですね。
エコー写真の見えたままに
ほかにも「豆」つながりのニックネームがいくつか投稿されていました。妊娠初期は本当にそう見えますよね。
つわりがしんどいばかりで親としての自覚はおろか、妊娠の実感もいまいちピンとこないときは、赤ちゃんのかわいさを実感できるような愛らしいニックネームがおすすめ。つわりのつらさも、明るい気持ちにさせてくれますよ。
やっぱり、そう見えるから
初めは小さな丸がピクピクしているだけだったのに、あっという間に人らしい形に成長しますよね。
「まめちゃん」など見た目のかわいさで呼べるのも少しの間だけ。赤ちゃんの成長に合わせて呼び方が変わるのも楽しくて良いかもしれませんね。
双子ならでは
これは双子ちゃんならではのかわいい呼び方ですね。性別がわからなくてもどちらにも使えるのも便利。
筆者の友人も双子を妊娠中に「アリスとテレス」と名付けてユーモラスな呼び方をしていました。双子ならではの苦労もたくさんあったはず。ちょっとでも明るく乗り切る力にできると良いですね。
名前の候補を胎児ネームに
女の子だったらつけたい名前と、男の子だったら付けたい名前両方で呼んでました
「○○、●●どっちかわからないけどー」って😆
胎児ネームと今のあだ名と一緒になるので書けませんが😅
先のアンケートでもわかったように、「胎児ネームをそのまま名前にした」という声もありました。胎児ネームにヒントを得て、そこから名付けたというケースもあるのかもしれません。
男女それぞれに候補を考えその両方で呼びかけていると、楽しみも二倍になりそうですね。
性別判明後は名前で呼びたい
男の子を希望していて性別が分かる前からずっと「太郎、たろさん」と胎児ネームを付けて呼んでいました👶🏻
そして希望通り男の子だったので、今は旦那さんと「仁」って入れたいねと話していて「じんくん」って呼んでます☺️
何となくお互いに古風な名前が良いと思っていて「仁之助」が候補に挙がっていますが、他にも「仁」が付くステキなお名前教えて下さい💓
性別が判明したら、いよいよ名前を考えられます。このママは「仁」の文字にこだわって考えているとのこと。古風でカッコいい雰囲気の漢字ですね。すてきな名前に決まりますように。
性別がわかる前でも、気に入っている漢字や音の響きなどを名前の候補に選んでいる方もいるかもしれません。筆者も、男の子だとわかってからは「哲」の漢字にこだわって名前を考え、「てっちゃん」と呼びかけていました。生まれて初めて顔を見たときにも「これがてっちゃんだ!」と実感できて、感動が深まりました。
愛情たっぷりの名前はパパとママからの贈り物
時代と共に子供の名前も変化してきました。祖父母や親族が決めていた一昔前とは違い、今はパパとママがつけたい名前を自由に選ぶことが一般的になってきたのではないでしょうか。
ときの流れによって名付け事情もさまざまな変化がありますが、そこに込められた親や家族の愛情は今も昔も同じ。子供の幸せを祈って、たくさんの願いと希望が込められています。
名前は一生の間で何万回も口にする特別なものです。悩むのものですが、赤ちゃんが大きくなったときに「どうしてこの名前にしたのか」を笑顔で話してあげられるように、心を込めて選んであげてくださいね。