ワーママ・ワーパパ「男性育休」に関してアンケート
これから出産を控えているプレママの中には、パパに育休を取得してもらうか迷っている方もいるのではないでしょうか。パパが育休を取得した先輩ママは、当時どのように感じたのかも気になりますよね。
ベビーシッター・家事代行サービス「キッズライン」を運営する株式会社キッズラインは、会員のワーママ・ワーパパ51名に「男性の育休取得」に関する緊急アンケートを実施。男性の育休についての賛否を聞いたうえで、実際に取得した方にはその期間を問いました。また、男性が育休を取る意義について感じたことについての設問も。
ママやパパは男性育休についてどのように感じているのでしょう。実際に取得したときの感想についてもご紹介します。
男性育休についてどう思いますか?
キッズライン
アンケートの結果、95%を超えるママ、パパが賛成・やや賛成と回答しました。実際に取れるかどうかは別としても、男性も育児をしてほしい・すべきという気持ちの表れのように感じられます。
ご自身およびパートナーは「男性育休」を取得しましたか?
キッズライン
パートナーが1週間以上の育休を取得したのは全体の13.7%でした。数日は休んだという回答と合わせると41.2%が出産に合わせて休業を取得したことがわかります。
その一方で、休みを取得しなかったという人は54.9%に。過半数以上の男性が子どもが生まれても仕事を休まなかったことがわかります。
男性育休の意義について感じていることは何ですか?
キッズライン
男性が育休を取る意義で最も多かった回答は「パートナーの心身のケアを通じてその後の夫婦関係が良好になる」でした。
次に多かったのが「出産後の子育て経験を共有できその後の育児理解につながる」という回答です。たしかに、育休を通して育児の大変さを共有できれば、育休終了後も協力し合える関係を築けそうですね。
調査概要
- 調査日:2020年1月15日
- 調査対象:キッズライン会員51名(女性:45名、男性:6名)
- 調査方法:インターネット調査
ママリでも賛否両論!ママの声を紹介
ママリでも男性育休については、賛否両論ありました。数日でもパパに育休をとってもらった家庭における、ママの感想をご紹介します。
子どものかわいさを共有できました
1人目のときは初めての赤ちゃんでわからないことだらけだったので母と義母が1週間ずつ手伝いに来てくれましたが、どちらも遠方で仕事もしているので今回は基本的に夫婦だけでやっていく予定です。
良かったのは産後1ヶ月に家事全般をやってもらえること、赤ちゃんがうまれたときからずっと一緒にお世話をしてかわいさも大変さも共有できたこと、息子も赤ちゃんの頃からずっと旦那のことが大好きなことです。
パートナーが産後2か月の育休を取ったというママの声です。出産と新生児のお世話は、何度経験してもなかなか慣れないもの。1人目のときはもちろん、2人目のときもパートナーが育休を取得してくれるのは、ママとしては心強いのではないでしょうか。
2か月の間に赤ちゃんのかわいさもお世話の大変さも共有できたことは、素敵な経験のように思います。
簡単な掃除をしてくれるだけでも助かった
産後1か月はパパに自宅勤務をしてもらったというママの投稿です。完全な休業とまではいかないものの、家にいて仕事の合間に家事をしてくれるだけでも、子育てに追われるママとしては助かるのではないでしょうか。
ママは赤ちゃんお世話、パパは食事と掃除というように役割分担をしておくことで、産後の生活もスムーズに開始できそうです。
育休終了後も安心して任せられる
育休中にパパが自信をつけることで、ママの体調が優れないときにも安心して子どもを任せられたという意見です。普段の育児がママ中心になっている場合、パパに任せようとしてもつい「自分でやった方が早い」と考えてしまうこともあると思います。
育休はパパが育児に自信をつける期間と考えると、夫婦で子育てをする上で必要なものだと思えそうですね。
家事や育児をするまで3か月かかった
頼りにしていましたが、実際最初の3ヶ月はいなくても変わらないくらい何も出来ない旦那でイライラしました…💦
育児の知識も全く無いままで旦那がやる行動はすべて遅いので私がやり、家事も私が2人分のご飯を作る始末…。
そしてこっちは夜泣きで眠れないのに朝まで寝てる旦那…😨
正直、この人なんで家にいるの?
この人が仕事行ってればご飯なんか自分の分適当に食べて寝てられるのに…と思いました。
3ヶ月経った頃に、旦那は家事を覚え育児もやっと手伝ってくれるようになりました。
産後すぐに新人バイトを抱えないといけなくなった店長の気分でしたw😂
半年の育休を取ったものの、ママが納得のいく分担できるようになるまでに3か月かかったというママの投稿です。
育休が半年もあれば頼りにできそうと期待していた反面、なかなか納得がいく活躍をしてもらえないと、ママはイライラしてしまいそうですね。
パパが大っ嫌いになった
それでいて3ヶ月は給料ほとんど入らず生活は苦しくなるし、大人2人分のご飯を作らないといけないしで邪魔なだけでした。
育休のはずなのに、家事をお願いしたところパパが怒りだしたというママの声です。育児や家事のために育休があるにも関わらず、単なる連休のように過ごされてしまっては困りますよね。
家族の絆を深められるはずの機会で、溝を深めてしまっては本末転倒です。家族で育休をどのように過ごすかという点は休業に入る前に決めておくべきなのかもしれません。
育休中は育児家事をしっかり分担しよう
育休はその名のとおり、育児をするための休み。パパにせっかく休んでもらったのに、休日気分でいられるのは困るというママの声がありました。
育休を取得するなら、パパはしっかり育児をすること、そしてママが赤ちゃんのお世話をするときは家事をするなど、快適に過ごせる環境づくりを目指してくれるとよいですね。
赤ちゃんの成長は本当に早く、あっという間です。かけがえのない時間を家族で協力しながら乗り越えていきたいものですね。
- 株式会社キッズライン「男性の育休取得、ワーママ・ワーパパ賛成9割。意義は「良好な夫婦関係の継続」」(https://kidsline.me/contents/news_detail/501,2020年1月22日最終閲覧)