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とりあえず始めた習い事。やめるのは悪いこと?
オニハハさんは、長男のイチくんを保育園のバスケット教室に通わせてみることにします。近くて通いやすく、保育園の先生が教えてくれるから安心だと思い、気楽に申し込んでみたのですが、予想以上の厳しさに戸惑います。
案の定すぐにやめたいと言い出したイチくん。でも、先生に説得され続けさせていると、やがてバスケット教室のある日は保育園に行きたくない、と言うようになります。
このまま続けると、バスケットだけでなく保育園もきらいになってしまうのではないかと考え、結局1か月ほどでやめることに。
オニハハさんは、親として「すぐにあきらめてしまう癖がつかないといいな」と気がかりですが、イチくんは好きなことを見つけられるのでしょうか。
「諦め癖がつく」…続けることに価値があるのか
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子育ては思い通りには進まないものですが、子どもにはすぐに逃げ出すのではなく、うまくいかないときもあきらめずに取り組める根気強さや、折れない心を身に着けてほしいと思いますよね。
先生に言われたことが忘れられず、「すぐにやめると、いやなことからは逃げればいいと教えてしまうことになるのではないか」とやめた後も葛藤を覚えるオニハハさんですが、習い事を通じてイチくんに学んでほしいこと、本当に目指していることが何なのかと思い出して、結論を出すことができました。
折れない心は根性論では育ちません。親として続けることの大切さと楽しみながら学ぶことの価値、子どもの性格や習い事の環境などと合わせて、バランスのとれた考え方をする必要があります。その先に、子どもそれぞれに合ったやりたいことが見つかるのかもしれません。
子どもの「やってみたい」気持ちを大切に
オニハハさんがイチくんにバスケット教室をすすめたのは、体を動かすことが好きなイチくんにスポーツの楽しさを知ってほしいと思ったから。イチくんの性格や年齢にもあった方向性で選べているように思います。
怒られながらボールを追いかけるイチくんの姿に、自分のこと以上につらくなって涙するオニハハさん。やめさせるかどうか悩む場面は、親として「大切なことはきちんと学んでほしい」という真剣な願いが伝わってきて、とても共感できます。
やがて、自分でやってみたいことを見つけたイチくんは、オニハハさんが願った通り、しっかりと目標を持って頑張ることができる子に育っていました。
「やめる」という結論は、逃げでもずるいことでもなく、曲がり角を曲がるようなものかもしれません。これと決めた道をまっすぐ進み続けることもできますが、時には曲がって方向転換することにも価値があります。
子どものやってみたい気持ちを応援するママに『習い事をやめたい』おすすめです。