©keikomoena
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モエナ家のアイドル、ポーちゃん
ケイコモエナさん宅で暮らす、アイドルのポーちゃん。本当の名前はポワルです。ポワルはフランス語で体毛という意味で、その名の通り良く毛玉になって転がる、ふわっふわの体毛の持ち主です。
もうすぐ15歳のポーちゃんはモエナ家との付き合いが長く、誰よりも家族の皆を見守っています。
家族が頑張っていることがわかる
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ある日、夫婦げんかを見つけたポーちゃんは、ケイコモエナさんにすり寄ります。頑張っていることを大事な人に認めてもらいたいという、ケイコモエナさんの気持ちがわかるポーちゃん。
毎日子どもたちのため、家族のために必死に頑張っていること、ちゃんとわかっています。ポーちゃんは言葉を話しませんが、家族みんなの味方。
ケイコモエナさんだけでなく、パパ、息子、娘、みんなに寄り添い、成長を見守ってきました。各家族についてポーちゃんが愛情たっぷりに語るシーンは、心にじーんとくるものがあります。
ポーちゃんとの別れは突然に
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モエナ家を見守るポーちゃんとの別れは突然にやってきます。1月の寒い雨の日に、車にひかれてこの世を去ってしまったのです。
あまりに突然のお別れに、深い悲しみに包まれるモエナ家。あまり涙を見せないパパが目を赤くし、息子は泣き崩れました。
猫の命は平均的な人間よりもずっと短く、永遠に一緒にいることはできません。それでも命がある限り、家族みんなに寄り添い、愛らしい姿で癒やしを与えてくれたポーちゃん。体は小さくても、大きな大きな愛情の持ち主だったのでしょうね。
ペットと暮らしたことがある人ならだれもが涙なくして読めない『モエナ家のポーちゃん』。筆者も涙しながら読みましたが、不思議とその涙は温かいものでした。ケイコモエナさん一家とポーちゃん、双方の愛情を感じられるストーリー。気になる方はぜひ本編も読んでみてくださいね。