小学校入学前に身につけておきたい「基本的な生活習慣」
保育園の場合、年長児の秋ごろには、小学校のリズムに合わせてお昼寝の時間を徐々になくしていきます。おうちではそれに合わせて、小学校での学習が身につくよう、早寝早起きのリズムを整えておきたいですね。
また、通園カバンを自分で準備したり、自分で服を着替えたりすることも大切。家に帰ったら洗濯物や提出物をカバンから出す、着替えた服をたたむなど、小学校生活でも必要な習慣を先んじてつけておくと入学後が楽でしょう。
そして見落としがちなのがトイレ。古い小学校の場合、まだ和式トイレがあることも少なくありません。機会があれば練習しておきましょう。
見落としがち!小学校で必要になる動作
「小学校に入学する前にひらがなを覚えないと!」と、焦る必要はありません。学習習慣をつけることも大切ですが、小学校ではイスの座り方や鉛筆の持ち方などから指導してくれるため、そこまで心配する必要はありません。
学習習慣よりも大切なのは「自分のことを自分でできるようにしておくこと」。子ども小学校生活で困らないよう、下記のような動作ができるか確認しておきましょう。
- ボタンやファスナーの開け閉め
- 靴やズボンなどのひも結び
- 立ったまま靴を履く
- 傘の開け閉め
- おたまで汁物を盛り付ける
- ぞうきんを絞る
そのほか、ゼリーのフタを開けるなど、学校生活で必要な細かい動作はたくさんあります。
普段から子どもに任せていれば問題ありませんが、無意識のうちに手伝っていると身についていない可能性があります。小学校入学までにチェックしておきたいですね。
学習よりも生活に不便がないことが大事
小学校に入学してから困らないよう、年長児の間に「自分のことを自分でできるよう」促してあげましょう。また「おなかがいたい」「トイレにいきたい」など、自分のことを自分で伝えられるようにしておくことも大切です。
とはいえ「もうすぐ小学生だから」と、焦りは禁物。子どもが自信を持って成長していけるよう「ゆっくり、少しずつ」できることを増やしていきましょう。