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暴言、暴力に経済的DVまで始まった
子どもたちの前でも暴言や暴力をふるうようになった夫。翌日になると謝るものの、何度もくり返されてきたその行為に主人公は許そうという気持ちすら持てなくなっていました。いつもイライラして機嫌の悪い夫は家計のお金についても口を出すようになり、主人公が働くことにも文句を言うようになっていきます。
仕事を生きがいとすら感じていた主人公。それを「娯楽」と言われてひどく傷ついたはず…。暴言も暴力も経済的DVも全て許せるものではないですが、子どもの前でも当たり前にしてしまうというのは本当に信じられないですよね。
ついに夫への気持ちがなくなった
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夫は子どもたちにお小遣いすらくれず、必要経費以外のお金はお酒や外食に使ってしまうようになり、主人公は義実家に助けてもらいながら自分の収入だけでやりくりしていました。しかし、夫には生活費を負担していないと責められることに…。
次第に夫への気持ちは冷め、夫に触られることや体を見られることも拒否するように。夫はそんな主人公に対し不機嫌な態度を取り、お酒へ逃げ、ついに本性を出してきました。どんなにひどいことをされても「本当の夫は優しい」と思い続けていた主人公ですが、ついにその気持ちも限界を迎えてしまいました。
ひどいことをたくさんされてきても、どこかで夫を信じたい気持ちがあったのでしょう。時間がかかりましたが、妻はだんだんと夫に対する依存から抜け出していきました。
子どもにモラハラの影響が…
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自分がされてきたことがモラハラだとようやく気付いた主人公は、義母に全てを話し、協力を得て別居の準備を始めます。そのころから長女は体調を崩すことが何度もあり、精神的に不安定になっていきました。自分の決断が遅かったせいで、子どもを追い詰めてしまっていたことに気付き、子どもたちと共にとにかく早く夫から離れることを決意します。
ようやく夫と別居をする決意ができた主人公。目の前で暴言や暴力を見てきた子どもたちも主人公同様にとてもつらい時間を過ごしていたのだと思います。
この漫画はあるママが実際に体験した「モラ逃げ」をまとめたドキュメンタリー漫画。今モラハラの当事者である方も、その周囲の方も、この漫画からは学びになることがあるはず。ぜひ読んでほしい作品です。
自身の体験を発信することについて、原案者であるはぴはろさんは以下のように語っています。
「私の体験談を読んでいただき、ありがとうございます。すてきな漫画にしてくださり、大変感謝しております。自分で読みながら、時折思い出して涙が出てしまいました。
私がこの体験をつづったのは、同じような苦しみの渦中にある女性たちの『なにか行動してみよう』と思えるきっかけになれたらと思ったからです。
それまで夫との生活の現状維持に必死だった分、何もかも捨て、大切なものを守るのは大変だし、しんどかったです。
でも、行動してよかった。私はカゴから飛び立てました。
まだまだ自分のなかの葛藤がないわけではありませんが、今は仕事も家庭も恋愛も、極めて順調です。数年前の私がどう思うでしょうか。自分でもびっくりです。
こんな人もいるのだから、得たい未来を諦めてほしくないと思います。
読んでくださった皆様が、この漫画から受け取れるものがありますよう願います」
配偶者からのモラハラやDVについては、公的機関への相談もできます。下記リンク先を参考ください。