©︎ママリ
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夫は「変わろうとしている」ように見えた
義母や心療内科の医師へ相談し、少しだけ気持ちが楽になった主人公。医師へ相談したことで夫はかなりおとなしくなり、このまま変わってくれるはずだという希望を持ちます。
普通に笑えるようになり、夫婦の関係も改善したように見えた2人…。あんなにひどいことをされても、まだ夫が好きだという気持ちがあったからこそ、主人公は夫と向き合っていこうと思えたのでしょうね。
ママ友を通して大切な居場所ができた
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夫へ自分の意見を言えるようになり、ママ友をきっかけにサークルに入ったことで自分の居場所ができた主人公。少しずつ笑顔を取り戻していきました。
しかし、そんな様子を見ていた夫は、外で主人公が楽しむことをよく思わず、また怒鳴るように。そんな時に主人公をかばってくれたのは2人の子どもたちでした。子どもたちに夫の怒りが向いてはいけないと思った主人公は、どうにか穏便に済む道を探していくことに。
義母やママ友、子どもたちなど、主人公の味方をしてくれる人がいることで、主人公は笑顔になれたのでしょうね。1人じゃない、自分を認めてくれる人がいるとわかっているだけでとても心強かったことでしょう。
ついに暴力をふるわれた。なのに離れられない
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モラハラが始まって8年。ついに手を出すようになった夫に対し、主人公は夫を見限ろうと決めます。資格を取得し仕事を始め、収入を得られるようになると夫は手のひらを返したように今までのことを謝罪し、やり直したいと土下座してきました。
「モラハラは終わらない」と思い仕事を始めたのに、いざ謝罪をされるとまた夫を愛せるようになるかも…と期待してしまったという主人公。自分でも気付かない間に、夫に依存してしまっていたようです。
周囲から見れば「もうこの夫は変わらない」と感じる状況でも、家族だからこそ期待してしまったり、自分が変えなきゃと思ってしまったりするのかもしれません。この作品はモラハラ当事者の心情をもとに描かれたもので、当事者の方も、そうでない方も学びがある作品です。
自身の体験を発信することについて、原案者であるはぴはろさんは以下のように語っています。
「私の体験談を読んでいただき、ありがとうございます。すてきな漫画にしてくださり、大変感謝しております。自分で読みながら、時折思い出して涙が出てしまいました。
私がこの体験をつづったのは、同じような苦しみの渦中にある女性たちの『なにか行動してみよう』と思えるきっかけになれたらと思ったからです。
それまで夫との生活の現状維持に必死だった分、何もかも捨て、大切なものを守るのは大変だし、しんどかったです。
でも、行動してよかった。私はカゴから飛び立てました。
まだまだ自分のなかの葛藤がないわけではありませんが、今は仕事も家庭も恋愛も、極めて順調です。数年前の私がどう思うでしょうか。自分でもびっくりです。
こんな人もいるのだから、得たい未来を諦めてほしくないと思います。
読んでくださった皆様が、この漫画から受け取れるものがありますよう願います」
配偶者からのモラハラやDVについては、公的機関への相談もできます。下記リンク先を参考ください。
内閣府 男女共同参画局 被害者を支援する相談機関の説明と連絡先一覧
原案:はぴはろ
イラスト:西谷まみ