©noji09noji
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始まりは入院生活。見た目がタイプだった
当時19歳ののじさんは病気を患い、しばらくの間入院していました。慣れない入院生活の寂しさもあったのでしょうか。見た目がタイプだったこともあり、のじさんは担当看護師の男性のことが好きになりました。
ダメ元で自身の連絡先を記載したメモを渡すものの、入院中は特に連絡がくることはありませんでした。
しかし、退院後になると連絡が取れるように。個人的に会う約束まで取り付けることができ、若かりしのじさんは舞い上がっていました。
念願のデート!でも家に行くと…
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デートをしていたある日、男性の家に招かれたのじさん。家に呼ぶなんて自分が特別な存在だからだと思いうれしかったのじさんですが、家では不穏なものを目にすることに。
女性が使う香水や衣類。男性は1人暮らしのはずなのに、なぜ女性のものがあるのでしょう。ここで疑う気持ちを持てばよかったものの、当時ののじさんは「恋人がいるなら私を家に誘うはずがない」と自分を納得させていました。
男性にその香水などについて真実を問うこともなく、いうなれば「都合の良い女」として会い続けることになってしまうのです。
まさかの自分が浮気相手?しかも…
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見て見ぬふりをして関係を続けたことで、事態は衝撃の結末を迎えます。やはり男性には恋人がいて、さらに結婚間近だったのです。
「自分が浮気相手」という変えようのない事実を知ったのじさん。すさまじいショックを受けてしまいます。若く、純粋な気持ちで恋に落ちたのじさんに対し、ずっとあざむくような行動をしていた男性。それでものじさんは激しく相手を責めるようなことができません。
恋愛をしているとき、ときには冷静な判断ができなくなることがありますよね。相手に好かれたい、いい関係になりたいばかりに真実を問い詰められなかったり、自分の気持ちを我慢したり。のじさんもそんな時期だったのかもしれません。
どんなに思いが強くてもうまくいかないことがあるのが恋愛。恋愛の苦い部分をあらためて感じる作品です。