©イゴ カオリ
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中学校までは地元の友達と一緒に進級できていても、高校からは離れ離れになることが多いので、中学の卒業式は特別感がありますね。生徒にとってはもちろん、保護者にとっても子どもが義務教育を終えるのは感慨深いものです。
だからこそ卒業式の練習は何度も行われますし、会場の準備も入念に確認されます。
しかし、どんなに入念に準備をしても何が起こるか分からないのが本番なんですよね...。
「本番」にはやはり魔物がいるのか…?
©イゴ カオリ
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たくさんの練習を重ねて迎えた中学校の卒業式。中学校は義務教育の最後の期間なので、その後の進路は友だちでもバラバラになることだって一般的です。
イゴ カオリさんも、卒業式に向けて先生も含めみんなで練習を重ねてきました。高校に進学する子は入試の合間をぬっての練習だった人もいるでしょう。みんなきっと義務教育9年間の思いをそれぞれが振り返りながら過ごす時間になるのではないでしょうか。
そんな、感慨にふけりたい卒業式にイゴ カオリさんの身の上には思ってもみなかった事態が発生しています。なんと「座る椅子がない」という重大事!もちろん、椅子がないこの事態の原因はいじめなどではないのですが、こんなことが起こったら本当にびっくりしたでしょうね。
よくスポーツの試合では「コートには魔物が」とか「本番には魔物が」という言葉を聞いたりしますが、卒業式の本番にも魔物がいたなんて…?不測の事態に自分ならどうするだろう?を考えされられる作品です。