©geiko_tumu
©geiko_tumu
©geiko_tumu
©geiko_tumu
入学して1か月。ようやく生活にも慣れてきたころ、芽衣はクラスである女子が仲間外れにされている様子を目撃します。マナとその話をすると「仲間外れなんてヒドイ。芽衣もそう思わない?」と同意を求められ、芽衣は「よくないと思う」と返します。
仲間外れは子ども同士の中で時折あるのかもしれませんが、中学生の女子同士の仲間外れは陰湿なケースもあり、心配ですね。
マナへの違和感
©geiko_tumu
©geiko_tumu
©geiko_tumu
©geiko_tumu
芽衣はその時のマナに違和感を抱きます。言葉では「ヒドイ」と言うものの、マナの顔は楽しそうに見えたのです。クラスメートが仲間外れにされているのを見た表情とは思えなかったのかもしれません。芸子さんは「マナは普段からそういう顔」と言い、芽衣も自分の思い違いだったのかも…と、それ以上追求はしませんでした。
言いたいことは言い合える関係だった芸子さんや芽衣とって、仲間外れやコソコソとした陰口のような陰湿なものは無関係だと思っていたのでしょう。芽衣のこの違和感が気のせいであってほしいですが…どうなのでしょうか。
1年生でユニホームをもらえた!
©geiko_tumu
©geiko_tumu
©geiko_tumu
©geiko_tumu
最初の頃は、なんの意欲もなく入部したバスケ部でしたが、芸子さんはすっかりハマってしまいます。そして、元々運動神経のよい芸子さんは、練習試合のメンバーに1年生で唯一選ばれました。芸子さんは試合が楽しみで仕方ありませんでした。バスケを始めたばかりでメンバーに選ばれるなんて、すごいです。一生懸命バスケと向き合っていたおかげでしょうか。
しかし、同じバスケ部のマナは、それをよくは思っていなかったよう。後ろ姿が気になります。
『思い出小話』では、女子中学生同士の人間関係がリアルに描かれます。一見「ひどい」と感じる中にも、どこか自分にも見覚えや身に覚えがあるようなシーンもあるかもしれません。もう大人になった方も「あのころ」を思い出し、女子同士の人間関係の難しさを改めて考えるきっかけになる作品です。