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誕生日を迎えたのに、少しずつ命の炎が揺らぎ始める『子宮頸がんと闘った妹の話』

家族の誕生日はいつもどのように過ごしますか。両親やきょうだいの誕生日を何年も過ごしていると、たまにその有難みが分からなくなってしまうこともありますよね。しかし、今回のつきママ(@tsukimama34)さんは、もしかしたら最後の誕生日になるかもしれないある家族を描いています。ステージ4の子宮頸がんの妹とその家族のお話『子宮頸がんと闘った妹の話』です。病気の恐ろしさ、日常の幸福、家族の絆を感じる作品です。どうぞご覧ください。

©tsukimama34

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病室で迎えた特別な誕生日

つきママさんのフォロワーさん、スミレさんには、ステージ4の子宮頸がんと闘うサクラさんという妹がいます。二人はとても仲良しな姉妹です。

この日はサクラさんの誕生日です。家族で集まり、ささやかなお祝いをします。とてもうれしそうなサクラさん。しかし、このころから、サクラさんの容態は日に日に悪化していくのでした…。

悪化してく容態。主治医は麻酔を提案するが?

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緩和ケアで過ごしているサクラさんはさらに症状が進み、苦痛に苦しむ時間が増えていました。そこで、医療用の麻酔を提案する医師。

家族は悩みますが、これ以上つらくて痛い思いはしてほしくないという気持ちから投薬を決意します。治療方法は本人の意志ももちろん尊重すべきですが、見守る家族の気持ちも大切にしていいはず。納得できる答えがでるまで、主治医としっかり話し合いましょう。

サクラさんは麻酔の投薬後、痛みに苦しむことはなくなり穏やかに寝て過ごす日々が増えたといいます。その様子をみるだけでも、スミレさんも少しほっとしたのではないでしょうか。大切な家族の苦しむ姿は見たくないものですよね…。

「頑張らなくていいよ」見守り続けた姉だから言えた言葉

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治ると信じ、治そうと戦ってきた強く立派なサクラさんは、姉のスミレさんに「頑張ったかな?」と尋ねます。つらい抗がん剤治療や、病状の進行でついく苦しい思いをしてきたサクラさんをそばで見守り続けたスミレさん。「もう頑張らなくていいよ」と優しい言葉をかけます。

頑張ったかな、と言う過去系になっているところが命の終焉を自分で悟っているかのようで、とても切ないですね。

何と声をかけてよいか正解分が分からないときもあるでしょう。ですが、正解か不正解を悩むことよりも伝えたいことを伝えるというのも時には大切なことですね。姉妹のやり取りをみて痛感しました…。

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【全話読める】
子宮頸がんと闘った妹の話

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