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泣いている妻をさらに追いつめる夫、モラハラの実態を描いた漫画が衝撃的

夫婦の間には、それぞれほかの人にはわからない問題があるもの…。特に、ほかの人の前ではそのような素振りはまったく見せないのに、妻と2人きりになると暴言や高圧的な態度に出て支配しようとするモラハラは、他人には相談しにくく1人で悩みを抱えてしまいがち。そんな、夫のモラハラに悩む妻の姿を描いた漫画『モラハラ夫から逃げてきた』をダイジェストで紹介します。

©ママリ

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ようやく手に入れた平穏な日々…しかし

これは、アルコール依存症の父がいる機能不全の家庭で育った主人公のお話です。

自分でお小遣いを稼ぐため、そして高校を卒業したら家を出るため、高校生のうちからバイトに励む主人公。そんな中出会ったのは、後に夫となるバイト先の社員で、付き合っているうちから彼の執着めいた愛情を感じていた主人公。

高校卒業後は夫の実家に同居し、優しい義母にいろいろ教わりながら平穏な日々を送っていました。しかし、幼稚園に入園した長女と産まれたばかりの長男の子育てに追われるようになり、転職して疲れがたまっている様子の夫は、自分を優先してもらえないことを不満に感じ、毎日怒鳴るようになってしまいます。

両親の前ではそんな様子は見せず、「俺が怒るのはお前に原因がある」と妻を追い詰める夫に、ただ耐える主人公はだんだんと心身に異常をきたし、うつ状態になってしまうのでした。

夫も変わろうとしていた

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うつ状態になった妻は、義母に相談したり心療内科にかかったりして、原因は夫にあると認められてひとまず安心。その後、夫はおとなしくなり、半年ほどたつと妻も普通に笑えるようになりました。

優しいときの笑顔や子どもたちへの接し方、一緒に趣味を楽しんだり、プレゼントをくれたりする夫が大好きで、夫も変わろうとしてくれていたので、きっといつかすべてうまくいくだろうと思っていたのです。

自分の居場所を見つけたけれど夫はそれを許さず…

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妻は夫に対して自分の好きなものを譲らなくなり、自分の考えを言えるようになりました。ママ友の勧めで裁縫サークルにも入り、夫のことも相談できるサークルが大切な居場所になったのです。

しかし、夫は主人公が外に居場所を作ることを許さずモラハラは悪化。妻は子どもたちに心配はかけられないと穏便に対処するようにし、それからは二人の努力で、夫婦げんかの頻度が減っていき、このまま普通の夫婦になっていくことを期待するのでした。

夫から一方的に暴言を吐かれる様子は、漫画を読んでいるだけでも苦しくなるような描写で、実際はとても想像もできないほどのつらさだったのだろうと思わされます。優しい義母や相談できる友人がいたことは、とても救いだったのではないでしょうか。

機能不全家族で育った私が出会った、優しい彼|モラハラ夫から逃げてきた#1

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(この作品は、とあるママの体験談を漫画化したものです)アルコール依存症の…

【全話読める】
モラハラ夫から逃げてきた

自身の体験を発信することについて、原案者であるはぴはろさんは以下のように語っています。

「私の体験談を読んでいただき、ありがとうございます。すてきな漫画にしてくださり、大変感謝しております。自分で読みながら、時折思い出して涙が出てしまいました。

私がこの体験をつづったのは、同じような苦しみの渦中にある女性たちの『なにか行動してみよう』と思えるきっかけになれたらと思ったからです。

それまで夫との生活の現状維持に必死だった分、何もかも捨て、大切なものを守るのは大変だし、しんどかったです。

でも、行動してよかった。私はカゴから飛び立てました。

まだまだ自分のなかの葛藤がないわけではありませんが、今は仕事も家庭も恋愛も、極めて順調です。数年前の私がどう思うでしょうか。自分でもびっくりです。

こんな人もいるのだから、得たい未来を諦めてほしくないと思います。読んでくださった皆さまが、この漫画から受け取れるものがありますよう願います」

配偶者からのモラハラやDVについては、公的機関への相談もできます。下記リンク先を参考ください。

内閣府 男女共同参画局 被害者を支援する相談機関の説明と連絡先一覧

内閣府 男女共同参画局 配偶者暴力相談支援センター

原案:はぴはろ
イラスト:西谷まみ

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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