1. トップ
  2. トレンド・イベント
  3. ブログ・SNS
  4. 10歳での性被害、誰にも言えず笑えないことも|10歳で性被害に遭った話

10歳での性被害、誰にも言えず笑えないことも|10歳で性被害に遭った話

著者のちくまサラさんは、10歳のころ、放送委員をやっていました。なんとなくかっこいいからという理由で入ったのですが、同じ当番の上級生の男子によって、一生忘れることのできない傷を負うことに。体を触られ、なんとか逃げ出したものの、その心には傷が残りました。『10歳で性被害に遭った話』第8話をごらんください。※このお話では、子どもの性被害に関する表現が含まれます。苦手な方はご注意ください

©ちくまサラ

©ちくまサラ

結局、あの日のできごとを誰にも言えなかったちくまサラさん。友人はおろか、Yの担任である大人の男性や母親にすら話せなかったといいます。

母親とも何やら溝がありそうですが、事件から2年後、ようやく友人に話すことができたちくまサラさん。友人も被害に遭っていたようです。お互いに言葉にできず、つらい思いをかかえていたのでしょうか。

友人も同じ目に。私を襲った上級生は常習犯|10歳で性被害に遭った話

関連記事:

友人も同じ目に。私を襲った上級生は常習犯|10歳で性被害に遭った話

著者のちくまサラさんは、10歳のころ、放送委員をやっていました。なんとな…

安心して相談できる環境づくりを

©ちくまサラ

©ちくまサラ

10歳のころ、同じ委員会の上級生から性被害に遭ったという、ちくまサラさん。担任や親に相談することができず「誰にも言えなかった」とブログにつづっています。そして、上級生に襲われた日以来、このできごとがトラウマ(心的外傷)となり、心から笑うことができなくなってしまったそうです。

子どもの性教育を積極的にする親もいれば、家庭の考え方によってそうではない親もいます。しかし、知識がないために自分の身を守れなかったり、相手を傷つけたりする怖さが、この漫画では描かれています。一方、知識があっても子どもが正しい行動を取れるとは限らず、独学で知った情報から誤った認識を持ってしまう可能性も。そんなとき、気軽に性のことを聞けたり、相談できたりする相手がいることで、傷ついたり傷つけたりすることを防げるかもしれません。

ちくまサラさんは現在、当時の悲しかった経験を胸に「安心して相談できる環境づくり」「正しい性知識の普及」について漫画を通して警鐘を鳴らしています。性被害で悩む人、心を痛める人が1人でも減るよう、私たちのできることについて考えさせられるお話です。

万が一、性被害に遭い「どうしていいかわからない」「誰かに相談したい」というときは、男女共同参画局が設置する性犯罪・性暴力に関する相談窓口を利用できます。一人で悩まず、専門機関を頼ってくださいね。

性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター

【全話読める】
10歳で性被害に遭った話
単なるナンパで声も出ず…性被害未遂にあった女性の消えないトラウマ

関連記事:

単なるナンパで声も出ず…性被害未遂にあった女性の消えないトラウマ

以前、1人暮らしをしていたイラストレーターのオキエイコ(@soroe.handmade)…

夫はチカン被害者。自分も子どもも性被害から身を守るには?重要なのは幼少期の接し方にあった?

関連記事:

夫はチカン被害者。自分も子どもも性被害から身を守るには?重要なのは幼少期…

通勤や通学で使う公共交通機関。そこで痴漢に遭うと、次の日から仕事に行く…

ちくまサラさんのブログ「千曲がり奮闘記」

「性被害」「小学生」「体験談」 についてもっと詳しく知る

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧

ブログ・SNSの人気記事