©海原こうめ
©海原こうめ
©海原こうめ
©海原こうめ
付き合っていたころから淡白だった夫は、結婚してからも夫婦生活に消極的です。少しでも夫がその気になるように容姿に気をつかい、場所を変えて雰囲気を盛り上げるなど試行錯誤しますが、努力もむなしく「また今度」と断られてばかりです。
パートナーを夜の営みに誘うのは勇気がいりますよね。さらに妊活にはタイムリミットがあるので、断られた時のショックも大きいことでしょう。
妻としてはもう少し子作りに積極的になってほしいけれど、デリケートな問題なのでせかすこともできません。不安げな顔で夫の背中を見つめます。
お互いの気持ちに寄り添う夫婦関係を
©海原こうめ
このお話は、結婚5年目の夫婦がセックスレスや妊活について悩み、互いにすれ違っていく夫婦関係を漫画にしたものです。以前から「子どもがほしい」と言っていた夫ですが、夫婦生活がないまま時は流れていきます。
年齢的にも妊娠や出産にはタイムリミットがある、女性の体。男性にとっては自分の問題として差し迫って受け止めることはなかなか難しいのかもしれません。ですが、「また今度」と問題を先延ばしにすることは、女性にとってはつらいことでもあります。
主人公は妊活や不妊治療について「まだ答えが出せず、動けずにいる」と語っています。子どもの有無に関わらず、夫婦で真剣に向き合って出した答えであれば、納得のいくものになっていたのかもしれません。『レス夫婦の「今度」っていつですか?』は、お互いの気持ちに寄り添う夫婦関係を築くことの大切さに気づかせてくれるお話です。
海原こうめさんのブログ『妊活は忍活!?アラフォー不妊治療体験記その後』