©海原こうめ
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気づいたら、年を重ねていた
子どもがほしいと思っている主人公。体を整えたり、夫にそれとなく話をしてみたりと、努力を続けていました。しかし、夫にズルズルと話を先延ばしにされてしまい、気づいたら35歳になっていました。
とうとう、主人公に限界が訪れます。
もう、妊活の話はやめた
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もう疲れたと感じてしまった主人公。夫に妊活の話をするのを諦めてしまいます。
ところが、しばらくしたある日。夫が信じられないことを言い出します。
夫から突然、人工授精の提案
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主人公が妊娠を諦めた矢先。夫から「人工授精を受けてみないか」と突然提案されます。今まで散々、妊活の話も人工授精の話も、主人公はしてきたのに…。妻ではなく、友人からの話は聞くなんて…とショックを受けます。
夫の仕事や体調を気遣いながら、それとなく妊活の話をし続けてきた主人公。ですが、女性にとって妊娠・出産は体力が必要。年齢を重ねるごとに、妊娠を諦めてしまうことも。ところがあきらめた矢先の人工授精の提案…。妻が35歳を過ぎてから不妊治療の話を持ち出すのは、無神経と言わざるを得ません。
子どもを持つかどうか、夫婦でしっかりと話し合ったうえでの結論なら、納得できたかもしれません。いくらお酒に酔っていたとはいえ、妻への配慮が足りないように感じてしまいます。
お互いの気持ちに寄り添う夫婦関係を
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これまで散々子どもが欲しいこと、セックスレスを解消したいことを訴えてきたのに、夫からは「今度ね」という返事ばかり。そして35歳を過ぎ、もう子どもに関しては諦めたころ、全くもって妻に寄り添った結果とは言えない、夫からの人工授精の提案。
主人公は妊活や不妊治療について「まだ答えが出せず、動けずにいる」と語っています。子どもの有無に関わらず、夫婦で真剣に向き合って出した答えであれば、納得のいくものになっていたのかもしれません。しかし、心がすれ違ったままの妊活はつらいものになる可能性があるでしょう。
『レス夫婦の「今度」っていつですか?』は、お互いの気持ちに寄り添う夫婦関係を築くことの大切さに気づかせてくれるお話です。