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大介さんは、義姉に対して気持ちのいいくらいはっきりと義姉の味方ではないことを伝えました。それを一部始終聞いていたカン太君、どんな思いだったかと思うと胸が痛いシーンです。
さらに「連れて行ってほしい」と懇願するカン太君。千秋さん夫婦は困惑したことでしょう。
子どもは親を選べません。母親に違和感を持っているカン太くんは、千秋さんたちがいなくなることが不安なのかもしれませんね。
叱る?叱らない?親の愛情について考えさせられる作品
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この作品には、子どもに対して「いけないことは叱る」と考えている主人公親子と、何をしても叱らない義姉親子の様子が描かれます。
子どもに対する善悪の伝え方は家庭によってそれぞれですが、義姉親子の場合はいけないことをしても諭すことすらせず、主人公家族に迷惑をかけてもまるで気にとめる様子がありません。
一方、義姉の息子・カン太は主人公一家になついていて、叱られたとしても一緒に居たいと考えています。また、主人公の夫であるおじに注意されれば謝ることができる子として描かれています。
子どもにとって「いけないことを注意される」「相手に対して謝る」という経験はとても大切なこと。いけないことをどう伝えるかは家庭によりますが、善悪を認識させ、間違っているなら謝るよう諭すという過程は必要な教育といえるのではないでしょうか。
考え方の違う2組の親戚親子の様子から、叱る・叱らないを含めた親の愛情のかけ方、善悪の伝え方について、今一度わが家を振り返ってみたくなる作品です。