幼児向け通信教育5社を比較
まずはさっそく、人気の高い幼児向け通信教育5社を取り上げて、特徴や費用などを比較してみましょう。子どもの適正や家計、幼児教育として学べる内容など、さまざまな点から比較・検討してみてくださいね。
すまいるぜみ
タブレットを使った幼児向け通信教育で人気の「すまいるぜみ」。「ひらがな」「カタカナ」「えいご」「ちえ」「かず」など、全部で10の分野を総合的に勉強できるので、バランスよく知識を身につけられます。幼児向け通信教育で英語まで学べるのはうれしいですね。
おすすめポイントは、なんと言っても専用タブレットで勉強できること。普通のタブレットとは違い、有害サイトへのアクセスの心配もなく、ゲーム感覚で楽しみながら1人で学べるはず。
タブレットには文章読み上げ機能が搭載されているので、文字が苦手な子どもでも問題に取り組めます。子どもに「問題が読めないからやりたくない」と思わせてしまうこともないでしょう。全額返金保証制度が準備されているので気軽に始められますよ。
【対象年齢】
4~6歳
【費用】
会費:3,278円(税込)/月
タブレット代:10,978円(税込)
- ジャストシステム「すまいるぜみ」(https://smile-zemi.jp/youji/,2021年4月7日最終閲覧)
こどもちゃれんじ
小学校以降の子どもたちも多く使っているチャレンジ。その幼児版となるのが「こどもちゃれんじ」です。
テキストや絵本を使った学習だけでなく、映像教材やエドュトイなどさまざまな形でわかりやすく学習できるところがポイント。学習分野は「言葉・読み書き」「数・形」「知的好奇心」など6つの分野で、表現や生活習慣も学べます。
「こどもちゃれんじ」では「子どもが自分から夢中で学べる」ということを重視しているので、自発的な学習習慣を身に着けさせたいという場合にも役立ってくれるでしょう。基本は年齢にあわせた教材が届きますが、違う年齢の教材も申し込め、子どもの学習レベルにあった学習内容が選べる幼児通信教育です。
【対象年齢】
0~6歳
【費用】
年長コースの受講費:2,980円(税込)/月 ※年齢によって費用は異なります
- ベネッセコーポレーション「こどもちゃれんじ 受講費について」(https://www2.shimajiro.co.jp/cost/,2021年4月8日最終閲覧)
幼児ポピー
幼児向け通信教育として代表的な存在である「幼児ポピー」。幼児通信教育としての歴史は40年以上にもなり、長年に亘り培われたノウハウで子どもの勉強をサポートしてくれます。
幼児ポピーでは、文字や数などの基本的なことを学べますが、最も大切にされていることは「子どもの脳力を総合的に伸ばすこと」です。基本的な勉強を通じて、考える力や生きる力など人としての力を高められるよう工夫されています。
教材は紙のテキストに加えて、アプリを使ったデジタルコンテンツもあり、子どもも楽しく学んでくれるでしょう。月額980円(税込)からと、費用がリーズナブルなところも魅力です。
【対象年齢】
2~6歳
【費用】
2~4歳:980円(税込)/月
4~6歳:1,100円(税込)/月
- 全日本家庭教育研究会「ポピーの会費とサービス」(https://www.popy.jp/service/,2021年4月7日最終閲覧)
Z会の通信教育 幼児コース
Z会というとレベルが高そうなイメージを持つパパママもいらっしゃるかもしれませんが、幼児コースでは言葉や数の基本から学び始めます。「年少準備号」では1回5~10分で学習できるなど、無理のないレベルの幼児通信教育です。
パパママと一緒に学んだり、実体験から学べるワーク学習があったり…と、日常の中で子どもに学びを与えられるように工夫されているところが最大の特徴。学習への主体性や知的好奇心を養うことで、勉強している今現在ではなく、後から伸びるための力を育んでくれます。
【対象年齢】
・年少~年長
【費用】
・年少:2,200円(税込)/月
・年中:2,640円(税込)/月
・年長:2,860円(税込)/月
- 増進会ホールディングス「入会のお申し込み(国内)」(https://www.zkai.co.jp/pre/proposal/,2021年4月8日最終閲覧)
家庭学習教材・知育教材「天神」幼児版
「天神」とはモンテッソーリ教育を取り入れた学習システムを構築する幼児向け通信教育。0歳から始められ、6歳まで続けた場合は「知識」「数量」「思考」など、59ジャンル全10,000問が収録されています。
他の幼児通信教育とは違い、タブレット版とパソコン版のみで教材が配信されるのでテキストはありません。デジタルデバイスの特長を生かして、問題文の読み上げ機能が搭載されていたり、学習に最適なモーツアルトの音楽を流したり…と細かな工夫が見られます。
【対象年齢】
0~6歳
【費用】
価格や保証内容については、資料請求にて
- タオ「お申し込みの流れ」(https://www.tenjin.cc/contents/process/,2021年4月8日最終閲覧)
幼児向け通信教材のメリット・デメリット
おすすめの幼児向け通信教育を比較してきましたが、そもそも通信教材にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
【メリット】
- 自宅で学習できる
- 費用が抑えられる
- 小学校の勉強内容を先取りできる
- 知的好奇心や集中力が高まる
【デメリット】
- 毎月届くものの場合、教材がたまる
- 内容によっては物足りない、割高に感じることも
学習塾と比較すると、リーズナブルに自宅学習ができるというメリットがありますが、反面、教材によっては内容に対して割高だと感じられることも…。満足できる幼児教育を選ぶなら、教材の内容を比較・検討することが欠かせませんね。
幼児向け通信教育を選ぶ際のポイント
それでは、幼児向け通信教育を比較する際のポイントを見ていきましょう。
- 目的にあったレベルの幼児通信教育であること
- コストパフォーマンスが高く継続しやすいこと
幼児向け通信教育のなかには、レベルの高いお受験用もあります。小学校の準備学習として使うのか、お受験対策として使うのか考えたうえで、継続しやすい料金のものを選んでくださいね。
また、タブレット型の通信教育であればタブレット以外にものが増えていくことはありませんが、そうでない場合は毎月教材などが増えていくことになります。ものが増えることを避けたい場合には、毎月届くタイプは避けたほうがよいかもしれませんね。
通信教育の体験談
幼児向け通信教育を比較したり、選び方のポイントをご紹介したりしましたが、やはり実際の体験談も参考にしたいですよね。そこで、ママリに投稿されたパパママからの幼児教育体験談をご紹介しますので、比較・検討のための参考にしてください。
まずは「すまいるぜみ」の体験談です。デジタルデバイスが好きな子どもは多いですから、タブレットを使った勉強なら子ども自ら進んで取り組んでくれるようです。教材がたまらないところもうれしいですね。
とは言えまだ2歳児なのでお子さんとは教材が違いますが…
ポピーの方が知育的な要素は強いかもしれませんが、息子はしまじろうのほうが好きです笑
仰るとおり量がちゃれんじの方が多く、繰り返し取り組める要素が多いですが
ポピーはハマってガーッとやってしまえば一気に終わって、絵本として次に開くことは殆ど内容に思います…
暫く併用していくつもりです😄
筆者は子どもが就学前、ポピーをとっていました。上の意見にあるようにポピーは知育の要素が強かった印象です。
筆者の甥っ子はこどもちゃれんじをとっていましたが、付録のおもちゃ教材は子どもの発達に沿ってよく考えられて作られているなと思いましたね。甥っ子は付録のおもちゃを毎号楽しみにしていました。
ポピーは量的にすごく多くなかったので、上の意見にあるように飽きずに最後までやりきれる量かなとは感じましたね。
最後は「Z会の通信教育 幼児コース」と「こどもちゃれんじ」へのご意見。レベルの高いイメージがあるZ会は、幼児通信教育コースでも応用問題が充実しているのですね。子どもの学習への意欲を見極めながら比較して、子どもにとって無理のない幼児教育をさせてあげましょう。
幼児向け通信教育はレベルや費用で比較して!
幼児向け通信教育にはたくさんの種類があるので悩みどころですが、基本は学習する目的にあったレベルのものを選択することと、費用が適正であることを意識しながら選ぶことをおすすめします。
タブレット学習を取り入れていたり、英語が学べたり…と、各社の幼児通信教育にはそれぞれ特徴がありましたよね。この記事を参考にしながら、子どもが楽しく意欲的に学べる通信教育を見つけてあげてくださいね。