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あくまで主役は産婦さんであり、「助産師は並走する存在」であると説く先生。一生懸命すぎるあまり、周りが見えなくなってしまうノッコには、強く心に響いたようです。
先生や友人のあたたかさに触れ、心がほぐれたノッコ。つらそうな産婦さんに対しても、今までとは違った向き合い方ができるかもしれませんね。
チームで母子の命を守る、助産師の世界が少しだけ見える作品
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助産師を目指し、約5か月間の病院実習が始まった、モクコさんと友人たち。実習は妊産婦への保健指導から、産後のママと赤ちゃんの受け持ちまで、多岐にわたります。また、分娩介助では、24時間いつ呼び出されてもおかしくないほど、過酷なものでした。
初めて出産を目の当たりにし、命の重さに感動することもあれば、妊婦さんへのサポートがうまくいかず、悲しくなったり落ち込んだりすることも…。実習生ごとにそれぞれ異なる困難が立ちはだかり、その度に自分自身や妊産婦と、一生懸命に向き合います。モクコさんたちは、先生や先輩助産師のアドバイスを受けながら、少しずつ、着実に助産師への道を進んでいくのでした。
出産は何度経験していても、その度に状況が違い、不安なものです。だからこそ、何でも相談できたり、不安を解消してくれたりと、助産師の存在は心強いものですよね。助産師の世界が少しだけ見える、情熱的で温かい作品です。