©ママリ
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愛し愛される喜びを知った。だけど、それは間違った愛だった…
このお話の主人公はアルコール依存症の父親がいる機能不全家族で育ち、愛情というものに憧れを抱き日々を生きていました。
やがて出会った彼氏と結婚する主人公。夫はとても心配症で少し執着心があるようでしたが、それを彼からの愛情だと受けとり、夫の家族との楽しく幸せな日々を送っていました。
日常的なモラハラ行為。それでも相手を許してしまう…
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夫は仕事のストレスを主人公にぶつけるようになります。まるで自分のしていることがすべて間違っていて、自分が悪いと思い込んでしまうような、日常的な夫からの暴言が続きます。
主人公はどんどん追いつめられ心療内科にも通います。一時は夫も反省をしたのか、以前のような優しい穏やかな夫になってくれました。しかし、モラハラはそんな簡単には終わらないということがよく分かります。
暴言から暴力にまで発展し、その度に謝罪をされる主人公。きっと少しずつ変わってくれる、そう信じたい気持ちは分かります。ここまでひどいことをされているのに、夫を愛する主人公の姿がとてもつらいです。
大変なことはある。だけど、平穏が何より大切
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長い年月、主人公は夫からのモラハラに耐え続けようやく、子どもたちと家を出る決意をします。心残りや今後の不安など、思うことは尽きないかもしれません。
それでも、わが子を守り自分の幸せを考えることができた主人公はとても立派です。例え、夫が慰謝料に応じなくても、金銭的に苦しいときがあっても、優先すべきはわが子と自分の心です。パートナーに支配をされたり、怯えたりして人格を否定されて生きていく必要はありません。
もし、モラハラで悩んでいる人がこの作品を読んでくれたなら、新たな一歩を踏み出す大きな勇気につながるはずです。あなたはもっと自由で幸せになる権利があることを忘れないでください。
原案:はぴはろ
イラスト:西谷まみ