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自転車に固定され、泣いていた男の子
ゆらりゆうらさんは買い物にスーパー行きます。スーパーにつくと、子どもの泣き声が聞こえます。あまりに大きな泣き声が心配になり様子を見にいくゆらりゆうらさん。
そこには、自転車の後部座席で一人で泣きながら母親を呼ぶ男の子がいました。自転車が固定されているとは言え、危ないと感じたゆらりゆうらさんはそばについてあげることにするのでした。
自転車での置き去りは虐待にあたる
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ゆらりゆうらさんが様子をみていると、心配になったのかたくさんの人が声をかけています。やはり、そばに親がいないと子どもは不安ですよね。もしかすると、買い物や用を済ませるために外出したものの「降りたくない」と駄々をこねたのかもしれません。急いでいる親が「ほんの少しなら」と思ってしまうこともあるでしょう。しかし、自転車に乗せたままの放置は大けがの可能性があり危険です。
別の通行人は保育士だそうでこの行為は「虐待にあたる」と話します。厚生労働省の資料『体罰等によらない子育てのために』でも「子どもの健康・安全への配慮を怠っている」「子どもを遺棄したり、置き去りにする」という行為は虐待の一つであるネグレクトにあたるとされています。
- 厚生労働省「体罰等によらない子育てのために」(https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/minnadekosodate.pdf,2023年11月7日最終閲覧)
- 福岡県ホームページ-KOMORI 「児童虐待とは?」福岡県児童虐待防止ホームページ(https://kodomonofukushi.pref.fukuoka.jp/about/,2023年11月7日最終閲覧)
「みんなが心配していました」母親に気持ちを伝える
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戻ってきた母親に状況を伝えるゆらりゆうらさん。母親はやはり、自転車に子どもを残すことの危険性を理解していなかった様子です。ほんの少しの行動でもしものことがあったら大変ですよね。
虐待、と聞くととても大事のように聞こえるかもしれません。しかし、子どもの安全を確保するのはもっとも大切なことです。ほんのわずかな時間でも、目を離すことで大切なわが子が事故や事件に巻き込まれる可能性はあります。「泣いているから連れて行くのもかわいそう」「ほんの少しなら大丈夫」と思うことがあるかもしれませんが、取り返しのつかないことにならないよう、安全を重視した対応を心掛けたいものですね。