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雑貨屋のオーナーとママ友に
河野りぬさんは、わが子と過ごす日々に閉塞感を覚え、特に目的もなく散歩へ出かけます。何か新しい発見や出会いにつながればと思い、歩いていると目新しい雑貨屋さんを発見します。
とてもおしゃれな雑貨屋の雰囲気が気に入り、店内を見ているとオーナーが声をかけてくれました。彼女はタカヨと言うそうで、河野りぬさんと同じく子育て真っ最中。果たしていい出会いにつながるのでしょうか?
「ワクチン打っちゃった?」から、価値観のズレを認識
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タカヨは、江戸時代をお手本とした生活スタイルを送る自然派ママ。たしかに、食べ物は体をつくる資本です。体によいものを食べることはよい習慣ですね。しかし、極端な生活を他人に勧めると、相手がストレスに感じるかもしれません。
タカヨは夏もクーラーなしで過ごし、炎天下の下で子どもを遊ばせようとします。確かに江戸時代は、コンビニもクーラーもない時代ですが、当時とは生活様式も気候も大きく変わっており、全てをまねするのは無理があるようにも思えますよね。
一方的に価値観を押し付けてはいけない…
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河野さんはタカヨとママ友になり、しばらくは連絡を取り合ったり、外で会ったりしていました。しかし、だんだんとタカヨの価値観の押しつけに疲れ、合わないと感じて疎遠になったといいます。
タカヨの話によると、子どもを持つ前に10年の不妊治療に耐え、その過程で心身が疲れ果てしまった経験があるそう。不妊治療をやめてから子どもに恵まれたこともあり、病院への不信感を強く持ったというのです。
タカヨの考えは自由ですが、ママ友や周囲にまで価値観を一方的に押し付けることは何においてもよいことではありません。考え方や捉え方は人それぞれだからこそ、相手の意見や考えも聞き、受け入れながら人付き合いができればよかったのかもしれませんね。