©ママリ
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ついに「わが子」に対面、親になると決意
養子を迎えるための登録をし、ついに養子縁組の知らせを受けた2人。児童相談所からの詳しい話を聞き、親になることを決意します。そしていよいよ、これから迎え入れるわが子と対面することに。
緊張しながらも初めて抱っこした瞬間、いとおしさと現実味が一気に押し寄せましたね。しかし、このままスムーズに受け入れが進むと思いきや、意外な人物から反対されてしまいます。
猛反対の父との対立
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養子縁組に反対する父。「ペットを飼うのとは違う」と、親になることへの覚悟を問われます。
主人公夫妻は覚悟がなかったわけではなく、これまでさまざまな勉強や準備を重ねてきました。そこに対して理解を得られなかった点について、主人公はとてもショックを受けたようです。
一方、父にとっては、「家族=血のつながり」が大事だという価値観。また、自分の娘に余計な苦労はさせたくない、という親としての葛藤もかい間見えます。
心強い味方の存在が支えに
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養子縁組に反対の父と、真っ向から対立。
かつて、親になれないことを知り、絶望した過去もあったけれど、その先でやっと出会えたおにぎりくん。どうしても、この出会いを手放したくない。主人公のそんな強い思いを感じるシーンです。
ここで、2児の母となった妹が味方として登場します。抱きしめて「味方だよ」と言ってくれた妹の存在は、主人公にとってどれほど心強かったことでしょう。
漫画『養子縁組で親になる』では、「子どもを生み親になる」という形だけが家族の姿ではないことに改めて気づかされます。また、養子を迎えるという選択は夫婦だけのものではなく、双方の家族にとっても大きな決断であることがうかがえます。家族を持つすべての方にとって、心揺さぶられる温かい作品です。
イラスト:くまの広珠