©miico_no_kurashi
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「オトナになったら」が呪いに
みぃ子さんが小学6年生のとき、いつまでたっても消えない蒙古(もうこ)斑に悩まされます。母親にさりげなく相談したところ、「オトナになったら消える」と言われます。しかし、この言葉は「まだ大人になってない、出来損ないだ」と言われているように感じてしまい、ひどく落ち込みます…。
今までは、蒙古(もうこ)斑を家族以外に見られることはありませんでした。ところが、修学旅行が間近に控えています。お風呂の時間に友だちに見られ、バカにされてしまうことを危惧した みぃ子さんは、再び母親に相談します。
ですがやはり、みぃ子さんが本気で悩んでいる様子が伝わらず、母親には「くだらない」と突き放されてしまいます。仕方なく、蒙古(もうこ)斑を隠す方法を1人で考えますが…。
コンプレックスを隠す方法はある?
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修学旅行でのお風呂タイムが憂うつな様子の みぃ子さん。コンプレックスを隠す方法をアレコレ模索しますが、なかなかいい案は浮かばないようです。
そして、修学旅行の日がやってきます…。ですが結局、みぃ子さんは友だちに蒙古(もうこ)斑を見られることはありませんでした!その方法とは?
ウソも方便?傷つかずに済んだ方法
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ウソをついた罪悪感は残ってしまいましたが、それ以上に、コンプレックスを見られずに済んだことに心底ホッとしたみぃ子さん。中学生のときの修学旅行も、同じ方法で乗り切りました。
本作では、小学生~中学生時代に悩んだ体のコンプレックスについて描かれています。特に、思春期の時期は、まわりの大人から見ると「ささいなこと」でも、本人にとっては「重大な悩みごと」として秘めていることも。悩みの大小は、たとえ親であっても、決めつけてはいけませんね。
みぃ子さんは思春期のとき、母親に寄り添ってもらえなかったこともあり、こじらせてしまっています。ときには、まわりにウソをついてでも、コンプレックスを隠そうと必死です。
何気ない親の一言が、わが子を傷つけたり、追い詰めってしまったりすることがありますね…。「そんなこと」と思わず、子どもの悩みに寄り添える親になりたいと痛感させられる作品です。