「ひとりぼっち」を避けた結果…友人の定義に悩むことになった話 [ママリ]

「ひとりぼっち」を避けた結果…友人の定義に悩むことになった話

皆さん集団の中で一人でいることは平気ですか？人によっては、一人でいることが不安だと思う人もいるでしょう。気心の知れた友人がいると心強いものですよね。それに友だちと過ごす時間は楽しいものです。しかし、今一緒にいる友人といて、皆さんは本当に心から楽しめていますか？今回は、友だちとは何かという自分の気持ちに向き合ったyuina.kajima(@yuina.kajima)さんの作品をご紹介します。『友達だと思っているのは自分だけかもしれない』です。

©yuina.kajima

独りぼっちが回避されて一安心…

ゆいなさんは大学一年生になりました。仲のよい友だちと学部が離れてしまったゆいなさん。同じ学部で友だちができるか不安だったゆいなさんは、偶然高校が同じだった美姫と華に出会います。

一人で不安な思いをしないで済んだ…そう安堵するゆいなさん。大学で初日から一人でいたら、周りから変に思われる、そんな心配をしていたゆいなさんにとっては、ひとまずグループが作れた。それだけでとても安心できたのでした。

友人の授業態度にもやもやが募る

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その場の勢いや流れでなんとなく友人はできますよね。しかし、その人たちと本当に気が合うのかというのは過ごしてみないと分からないものです。ゆいなさんは、一緒に過ごすうちに勉強に対する考えが違うことに気が付きます。

バイトに精を出し、授業に遅刻したり寝ていることが増える二人。そして何の悪気もなくゆいなさんにノートを見せてもらおうとする様子にもやもやするようになります。

一緒にいて楽しいこともある。だけど、もやもやする…。友人といてそんな気持ちになったことはありませんか？ゆいなさんは一人になりたくないから、二人といるんだと気が付きます。損得感情で過ごす友人と、本当に有意義な時間を過ごせているのでしょうか…。

友人に語った、素直な思い

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ゆいなさんは2人との関係について別の友人に相談します。その場で自分のことのように「それはおかしい」と怒ってくれた友人の姿を見て「今度同じことがあったらちゃんと気持ちを伝える」と決めたゆいなさん。

一方、もやもやする瞬間はあれど、一緒に居て楽しい瞬間があるのも事実。ゆいなさんは自分の中の思いに揺れ動きながら、大学生活を続けていくのでした。

本当の友人とは何なのだろう

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大学時代、そこそこの交流があったはずの美姫と華とは、卒業を機に連絡すら取らなくなったといいます。結局大学という狭いコミュニティー内だけの付き合いだったと知るゆいなさん。あの2人にとってもゆいなさんは友人だったのでしょうか。

友人という言葉はよく聞きますが、その定義は難しいものです。損得を考えた上で付き合っていたり、無理に相手に合わせたりする付き合いは疲れますよね。

本当に気を許せる人は、人生でそう何人も会うものではありません。そういった人とは、頑張らなくても自然と出会う機会があるものです。そういった関係を大事にできたらいいですよね。