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気さくなママ友と「いい関係になれれば」と思ったけれど
河野りぬさんは育児に疲れ、誰かと交流したいと思っている時期がありました。子どもと2人きりの生活に閉塞感を感じていたのです。そこで、河野りぬさんは、近所にオープンした雑貨屋さんに入ってみることしました。
そこには、タカヨという女性店主と、3歳の息子の姿がありました。おしゃれな雰囲気の店内と、とても明るく気さくな雰囲気のタカヨ。よい出会いになるかもしれない、と思っていた河野りぬさんでしたが…?
価値観が合わなかった「自然派ママ」
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自称自然派ママのタカヨは、江戸時代の生活スタイルをお手本にする人でした。体によい食べ物を食べていれば、病気を予防する必要はない。暑さには慣れるから冷房は必要ないなど、少し極端なこだわりがあります。
しかし、現在と昔では気候が異なります。水分補給の頻度や心地よいと感じる気温・室温も人により異なるはずです。一概に「みんな我慢すればいい」というわけにはいきませんよね。
河野りぬさんは、ことあるごとに江戸時代を引き合いに出されることにストレスを感じるようになります。自分が何にこだわりを持っても自由ですが、人に迷惑をかけたり巻き込むことは感心できませんよね。
すべてのことには「個人差がある」忘れてはいけないこと
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河野りぬさんは、タカヨが医療への不信感が強いと感じていました。その原因は、タカヨが長く不妊治療を行い結果に結びつかなかったところにあると知ります。
長く、つらい不妊治療にタカヨはかなり追い詰められていたのでしょう。もし、そのとき彼女に寄り添ってくれる人がいたら、そこまでの医療不信に陥らなったかったかもしれませんよね。不妊治療の効果も人それぞれです。タカヨの結果がすべてではありませんし、医療が悪だと決めつけることはできません…。
自分の体験をもとに、情報を発信する社会。しかしそれはあくまで個人差があることを忘れないください。こだわりや、体験談はあくまでその人のものです。真実、虚偽や、正義、悪は視点を変えれば変わります。あまり自分の考えに凝り固まったり押し付けたりせず、フラットに判断できるとよいですね。