©ricoroco.2019
©ricoroco.2019
©ricoroco.2019
©ricoroco.2019
実母に追い詰めれてしまい…
里帰り出産はせず、産後の1か月を義実家で過ごした主人公・蘭。当初、お世話になるかどうかためらいましたが、義母の「全部やってあげるから」という強い要望があり、甘えることにしました。
ところが、いざ同居が始まると義母は1日中ソファに寝ころび、テレビばかり観ています。赤ちゃんのお世話を頼みたくても頼みづらい状況が続きます。さらに、産後の寝不足や慣れない義実家での生活でストレスが溜まってしまい、つい義母に冷たい態度をとってしまいました。
すると、義母は怒ってしまい、同じ家にいても避けられるようになってしまいます。ただ、その後自宅に戻り、謝罪の手紙と電話を通して何とか和解。ホッとしていました。
その後、実母が遊びにきたときに、軽いグチのつもりで義母とのいざこざを話します。これで実母が激怒し、義母へ怒りの電話をかけます。ですが今度は、義母に「蘭ちゃんに冷たくされた」という話を聞き、今度は実の娘へ怒りをぶつけてきた実母。
蘭の話を一切聞こうとしないばかりか、「母親失格」や「病気」などと決めつけるようなメールを毎日送り付けてきます。実母に追い詰められ、本当にノイローゼになってしまいそうです…。
見かねた蘭の夫が実母との間を取り持ち、和解できるように努めます。しかし、夫の努力もむなしく、ある日突然、実家から荷物が送られてきます。その中身とは…。
唐突に送られてきた荷物の中身
©ricoroco.2019
©ricoroco.2019
©ricoroco.2019
蘭は、小さいころから母に否定ばかりされて育ちました。娘の夢をすべて否定し、「あなたのためを思って言っているの」が口癖だった母。ゆがんだ愛情を感じます。
ですが、自分が母となった今、育てる苦労や母への恩を感じています。ですが、今回ばかりは母の行動を受け入れることはできません。
母と絶縁して思うこと
©ricoroco.2019
©ricoroco.2019
©ricoroco.2019
©ricoroco.2019
結局、実家・義実家ともに疎遠になってしまった蘭さん一家。ですが離れてみて、改めて家族を大切にすること・子どもとの関わり方について考えます。手助けはしてもらえない状況ですが、充実した日々を送っています。
本作では、義母と和解したはずの問題が再燃し、実母とのトラブルに発展してしまった体験談が描かれています。実の娘とはいえ、「母親失格」や「病気」など相手を傷つけるような言葉を繰り返し送り続けるなんて…。本当に気が病んでしまいそうです。
さらに、実母のほうから縁を切るような行動を起こされてしまいます。悲しいことですが、関係の改善は望むことはできませんでした。
親だからこそ、子どものことが心配で、先回りしてアレコレ指示・命令をしてしまうものですね。ですが、わが子は所有物ではありません。まずは、子どもの意見に耳を傾け、失敗を恐れずに挑戦させる勇気が、親にも必要なのだと感じました。