©人間まお
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猫を助けた「後」のこと
バイトへ行く途中、車にひかれた猫と遭遇した まおさん。バイト先へ事情を説明し、猫を連れて動物病院へ駆け込みました。祈る気持ちで診察の結果を待っていましたが、「もう助からない」と告げられてしまいます。
そしてさらに、獣医師から「どうするつもりだったの?」と問われてしまいました。たしかに、動物を飼うという行為は責任を伴います。日々、動物の命と向き合っている医師の言葉には説得力があるのですが…。
頭では理解できるけど…
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目の前の命を助けたい一心で、動物病院へ駆け込んだ まおさん。医師の言っていることは理解できますが、助けた「後」のことを考える余裕はありませんでした。
その後、猫を連れて帰ることにした まおさん。ただ、最期を待つだけの猫のために、まおさんができることとは?
「もう助からない」と告げられた猫
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バイトがあるため、近所の公園へ猫を連れて行くことにしました。そして、バイト中は母に猫の様子を見てもらうよう電話をかけます。
ただ最期を待つだけの猫のために、わたしたちがしてあげられることは何もありませんね…。無力さを感じます。それでも、少しでも静かな場所で、穏やかに過ごせるように最善を尽くしました。
優しさだけでは、動物の命を救うことはできません。また、助けたあとのことまで考えて責任を持たなくてはいけませんね。とはいえ、目の前の命を助けるために、けん命に行動した まおさんは素晴らしいと感じました。当時はまだ高校生。助かったあとのことは、まわりの大人の力を借りることができます。
改めて、動物の命と向き合うことについて考えさせられる作品です。