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結婚を反対される理由は「日本人じゃないから」?
おとさんは日本で生まれ日本で育ちました。しかし、両親は韓国人であるため、韓国国籍でした。そんな経歴のあるおとさんはある問題に直面していました。
それは、結婚するにあたっての国籍の問題。彼の両親がおとさんの国籍を気にしているというのです。「なぜ日本国籍でないと結婚前提の同棲ができないの?」と、おとさんはショックを受けました。
「国籍を変えて」と言われると、自分を否定されたように感じてしまう
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皆さんは、自分や相手の国籍を気にしたことがありますか?もちろん住む国が違えば、言語、文化、宗教などの違いはさまざまあるでしょう。しかし、おとさんの場合は生まれも育ちも日本で、自分が韓国人だという自覚はあまりなかったようです。
国籍が日本でないことを理由に結婚を反対をされたおとさんは、自分そのものを否定されているような感覚に。大切に育ててくれた親と同じ韓国籍として育ったおとさんにとって、たとえ韓国をよく知らない中でも国籍は自分のルーツだったのかもしれません。
国籍と向き合って感じたこととは
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彼との話し合いを重ねる中で、おとさんは結婚を機に日本に帰化することにしました。自分の出身地、生まれ故郷がどこであっても、生まれてから経験してきたことは、おとさんだけのもの。おとさんが「何者であるか」が変わるわけではないと思ったといいます。
国籍に関する考え方は人によって違いがありますが、おとさんの場合は自分の思いと彼の思いを何度も話し合い、納得した上で結論を出せた点が良かったように思えます。お互いの大切なアイデンティティーに対して尊重する気持ちを持つことは、結婚を考える上ではとても大切なことですよね。
家族になるにあたって大切なことを話し合った2人の記録を描いた作品は、結婚について改めて考えるきっかけになります。